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破滅の刻印  作者: 龍神
冒険者試験編
9/9

No.9 森の主

「どこからくるんだ・・・」


「今フェイが見ている木の陰より奥の方にいるでもちょっとずつ近づいてきているわね」


「俺の方かこの4日間昔の俺より強くなっていると思っているけどこいつはどれくらい強いんだ」


「おそらく今の私達でも勝つのは難しい気配ねレベルは正確な数値はわからないけど20以上はある」


「20以上かかなり強いな逃げるか」


「そうねあまりにも分が悪いね」


(ならばフェイの固有アビリティの出番じゃな)


(えっ?俺は固有アビリティを使えるのか)


(なんじゃ知らなかったのかまあ良いステータス画面を確認するといいじゃろう)


フェイは周りを警戒しつつステータス画面を確認すると固有アビリティ覧に表示されていた


固有アビリティ 完全消失(パーフェクトパルサ)


(能力はえーっと相手から姿を隠す能力だとしかも自分の触れた相手に付与することで同じ能力が使える。強いななかなか)


「ルーナ俺の固有アビリティを使う」


「フェイまさかもう修得したの?」


「ああここを確実に切り抜けられるはずだ」


「わかったお願い」


「俺の手に触れてくれ離さないように」


「うん・・・」


『固有アビリティ 完全消失(パーフェクトパルサ)


すると二人の姿が突然消えた


「えっ?これはどうなっているの?」


「俺の固有アビリティだ姿を消すことができるそして触れた対象にも能力を一時的に付与できる」


「すごいわねまさかフェイがこんな力を持っているなんて」


「まあな姿を消しても声や足音は聞こえるらしいから注意した方がいいそれと敵の攻撃も当たるからな」


フェイたちはこっそりと距離をり遠くまで逃げた


「ここまでくれば安心だろう」


「そうね何とか逃げ切ったわ」


「別の魔物見つけてレベリングするか」


フェイたちは別の魔物を探しにレベリングを行ったある時3人の冒険者らしき人物がオーガの森へと訪れていた


「今回の討伐依頼は何だっけ」


「しっかりしてくださいよリーダー三日月草の採取が僕たちの依頼ですよ」


「ああそうだった」


「ケイト君はすぐに忘れちゃうからねぇ・・・えへへ」


「だがその三日月草どうやって手に入れるのだ」


「ロジさんは依頼内容聞いてなかったんすかオーガの森の主を討伐すればドロップするんで討伐がメインになりますよ」


「うーむ難しいことはわからんだが魔物ならどんな敵が来ようと仕留めてやる」


「ロジ君も頼もしいよね・・・えへへ」


「まあそういうことだ早めにゲットして帰ろうぜミラお前の固有アビリティでこの森全域の魔物を確認できるか?」


「私の固有アビリティなら一つのダンジョンぐらいの大きさならすべてわかるよ・・・えへへ」


「よし頼む」


『固有アビリティ 魔物探知(モンストロスキャン)


「どうやらこの森には対してレベルが高い魔物はいないみたいだよただ一体を除いてね・・・えへへ」


残りの三人はミラの表示されている魔物のリストを見た


「スライムにリトルオウガ、ゴブリン、オウガ、レッドバードかそして今回俺達がターゲットとしているこの森の主グレートオウガ」


「レベルは思ったより高いですねレベル35ですか」


「俺達の平均レベルはえーっと難しいことはわからん!」


「私たちの平均レベルは28だよロジ君・・・えへへ」


「まあなんにせよ目標がいるならぶっ潰せばいい話だ」


「確かにそうだが一旦冷静になって考えよう」


「うむそうか」


「ロジさん今こちらはレベルでも相手に劣っているわけでちゃんと考えて行動しないと真っ先にやられますよ」


「なるほどそういうことか理解したぞ」


「いずれにしろ常に相手の実力が未知数または自分達より強い敵に会ったらどうするんだっけか皆」


「相手の力を分析しつつ行動パターン、能力を警戒することそして無理に勝とうとしてはいけない自分達に有利な状況下で戦うことですよね」


「そういうことだ俺の師匠からの教えだからな」


「それでは入るかケイト!」


「ああ!」


ケイト達冒険者一行はオーガの森へと入っていったそしてそれから数時間の時が経過した


「ついにレベル13まで上がった・・・」


「私はレベル12すごいねまさか短期間で私を追い抜くなんて破滅の刻印の呪いがあった期間ちゃんと努力してた証拠ね」


「ああでも今は相棒のドラグがいるおかげこうして戦える」


「そっか」


するとフェイたちはまたおぞましい気配を肌で感じた


「なんだ今の気配は・・・」


「まさか・・・」


ルーナは固有アビリティを使用して気配を察知した


『固有アビリティ 円陣領域(サークルテリトリー)


「どうやら一体だけじゃない7体いるそのうちの1体は私たちがさっき感じた不気味な視線の魔物」


「なるほど6体は大したことはなさそうだな」


「ええ」


「ルーナ6体の相手を任せていいか」


「フェイまさか一人で戦うんじゃ・・・!」


「ああ俺の固有アビリティで逃げてもいいがどうせ追いつかれるなら迎え撃った方がいい」


「でも・・・」


「頼む」


ルーナは不安そうな顔をしていたがフェイの覚悟と勝機を見出すような感覚がした


「わかったでもこれだけは約束して絶対死なないで」


「ああ約束する無理だと思ったら引く」


フェイはまっすぐに進み不気味な視線がする場所に走った


(今一度確認するこの魔物はフェイが今まで会った魔物より格段強いそれでも戦うのか)


(ああでもこんなところで立ち止まれないファントムキラーの相手やドラグの呪いを解くためにも強くならないと)


フェイはついにその視線の正体にたどり着いたその魔物は森の主であった


(やっぱり森の主だったかグレートオウガ)




ぐおおおおおおおおおおお





次回 No.10 合流

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