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破滅の刻印  作者: 龍神
冒険者試験編
5/9

No.5 白金の冒険者

フェイは破滅の刻印の一部の力を借りHP(体力)0から復活を遂げたそしてファントムキラーのレンブとの戦いが始まろうとしていた


「あなた破滅の刻印を持ってますよね・・・いや正確には()()()()()()()


「貰ったと言ったら?」


「ふっその刻印こちらに渡してくださいそうすれば大サービスでこの娘の命を助けましょう」


「断る」


「そうですかならこの娘は死ぬこれで終わりです」


「いや終わるのはお前だ!」


『デスドゥンケルスラッシュ【上位剣技(闇)】』


フェイの斬撃がレンブにダメージを与えた


「ぐはっ!!」

(ば、馬鹿な確かに刻印でパワーアップしたがこれほどの力とはあの人が目をつけるわけです)


「もう一回ルーナに攻撃してみろ次は確実に倒す」


「どうやらあなたをなめてかかっていたようですねレベル1でも上位技が使えるとは刻印の補正を十分に受けているのですね」


「ですがここからは本気で相手をしましょう任務のために」


「一つ聞きたいなんでこの刻印が欲しんだ」


「それは言えませんね」


そう言い放ちいきなりフェイに斬りかかったフェイはその攻撃を咄嗟にガードした



キンキンキンバキン!ガシャン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!


(すごい私でも全く勝負にならなかったのに互角に戦えている私より弱かったのにこれが刻印の力と彼の覚悟の力父さんと母さんがいつもフェイは強い子って言ってたのはそういうことだったのね)


「レベル1があまり調子に乗らないでください所詮あなたは刻印を貼り付けただけに過ぎないのですから」


「その刻印だけに貼り付けただけの子供に互角でなのはどういうことなんだ」


「全く心底イラつきますよ」


『鮫縄蓮水【上位大剣技(水)】』


レンブは縄を描くように大剣を振り回すと大量の鮫が縄の軌跡を辿るようにフェイの周りを回っていた


「さてこのままあなたは縄に縛られるように鮫に食い殺されるのです」


「これはまずいな・・・」


鮫はどんどん近づいていき一匹が食らいつきそのまま宙に向かってスクリューのように舞い上がった


「がはっうぎっ!」

(はぁ・・・はぁ・・・かなりダメージをくらったな)


「まだ生きていましたか」


「一度は死んだ身だそう簡単には死なないからなぁ」

 

『シャイニングレイ【上位剣技(光)】』


光線状に剣が輝き一気にレンブの間合いを詰めた


(は、速い・・・!)



シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!シュパーーン!!!


「うげあ!!ぐはっ!!!」


「まだだ!!」


『グロリアソード【超位剣技(光)】』


フェイの渾身の一撃をレンブに叩き込んだその威力は建物がいくつも倒壊していった


「はぁ・・・はぁ・・・」

(なんだこの疲労は今の攻撃でかなり消耗した)


(どうやらお前さん超位技を使ったのう今のお前さんにはまだまだ速すぎるじゃがその技を撃って疲労だけで済んでいるだけでも奇跡じゃなやはりお前さんはあやつの父親じゃな)


(父さんもそんなに強かったのか)


(まあのお)


(そうなんだそれよりルーナを!)


すると物凄い斬撃がフェイの身体へと諸にくらった


「うぐうううがはっ!」

(なんだこの攻撃は・・・こんな攻撃ができるのはあいつしかいねえ!)


「はぁ・・・はぁ・・・ぐふっまさか刻印に超位技を使える機能があるとは・・・余程あの人が気に入るでしょうね」


「まだ・・・生きているのかだが次の攻撃で・・・何!?力が使えない」


(そりゃあそうじゃお前さんは今ので儂の一部の力を使い切ったお前さんは今通常の力に戻った)


「まずいな・・・」


「どうやらあの技で刻印の力を使い果たしましたかこれであなたもそして横たわっているあなたも終わりです」


(ここまでか・・・)


「い~や終わるのは君たちだね」


するとどこかで男の声が聞こえたその声と共にレンブにさらに斬撃をがらわせようとしたが防がれた


「ほうさすがファントムキラーに属しているだけあって強いね」


「どこかで聞いたことがある声だと思いましてねあなたのことはよく知ってますよ・・・白金の冒険者ディオス」


「や~っぱり知っているか君たち本当に厄介な存在だよ」


「ご冗談をあなたはその気になれば我々を倒すことなど容易でしょうに」


「いやぁ実は君たちの情報探ってるんだけどなかなか掴めなくてねもしかして君なら教えてくれるんじゃ~ないかって」


(なんだこの人は白金の冒険者・・・)


「それは教えられませんね死んでも」


「やっぱりかじゃあいっちょやるかな」


ディオスはレンブに向けて刃を向けたしかし背後に殺気を瞬時に感じディオスは誰かの攻撃を防いだ

防いだ先にはレンブの相方であるキリヤであった


「キリヤじゃないかこんなところで何やっているんだ」


「あなたには関係ないですよディオスさん」


(い、いつの間に背後に・・・)


フェイは自分の戦いとは違う次元の戦いが繰り広げられていたのを見て驚愕であった


「さて君たちはなぜ破滅の刻印を集めているんだ」


(破滅の刻印・・・!まさかディオスっていう人も知っているのか!)


「平和のためですよ今この世界は腐っているディオスさんあなたにはわからないとは思いますが」


「殺しを平気でやっている連中に平和だの言っていも説得力はないね」


「殺しは布石に過ぎないのですよ」


「へぇ布石ね」


「レンブここは退くぞ」


「了解」


レンブは煙玉を使い煙と共にどこかへと去っていったそれについていくようにキリヤも去っていった


「逃げられたか」


ディオスは逃げたのを確認し倒れているフェイとルーナの方に向かった


「君大丈夫かい?」


「はい俺は何とか彼女の回復をお願いします」


「オーケー」


ディオスはルーナを回復させそのあとフェイを回復させルーナの父と母の様子を見に行くことになりすでに戦闘によってHP(体力)は0になっていたそれを見たルーナは涙していた

フェイは悲しむルーナの姿を見てただ頭を撫でてていた。墓を作り、ルーナの父と母の遺体を埋葬し、長い夜は終わった建物はあちこちが崩壊しており住人の気配すらなかったそこでディオスとの会話へと入った

次回 No.6 旅立ち

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