No.3 破滅の刻印
次回に引き続いての投稿です
それでは本編へ
奥の部屋から町長が出てきたおびえながらもキリヤに近づいて行った
「そ、それで・・・な、な、なんの御用でしょうか」
「とぼけた面をするな分かっているのだろう俺達のことも」
「ええ、も、もちろんですよその逆十字の紋章あなたはファントムキラーその余りある犯罪の数々や殺しを行う犯罪集団その危険さ故に国家から国家指定犯罪集団に登録されている」
「よく知っているなだが一つ語弊があるな俺達はむやみに人を殺したりはしない依頼なんだそして俺達の用は破滅の刻印の回収ださどこに破滅の刻印があるか教えてもらおうか」
「そんな・・・し、知りませんよそんな危険な物!!」
するとキリヤは剣を抜き避難している住人を一人殺した
「お母さん!!うわああああ!」
「しゃべらなければ今ここにいる住人を一人づつ殺す」
「ほ、本当に知らないんですだからやめてください!」
さっきの殺される様を見た人達は自分たちが殺されるかもしれないと感じて悲鳴を上げていた
「ここにいる全員死なないと分からないようだな」
「待てそれ以上危害を加えるならここからは私たちが相手をする」
(あの夫婦は・・・そうか思い出した)
「ほうお前たち二人が相手してくれるのか」
立ち上がったのはルーナの父と母であったルーナの父は鎌を出し、母は杖を出した
「あなた私が援護します」
「ありがとうじゃあ私はガンガン攻めるよ」
「ですが気を付けてください相手はファントムキラーおぞましいほどのオーラですよ」
「ああ分かっている」
すると町長は突然叫び出した
「思い出しましたぁ!あの夫婦ですよ破滅の刻印を持っていたのは!!」
(ちっあの豚野郎余計なことを・・・!)
「ほう情報提供感謝する」
「ハハハ・・・これで私は見逃してくれるんですよね」
「いーやもうお前に用はない」
そう言って町長の首を一瞬にして刎ねた
「さてこれでお前たちから聞き出せる破滅の刻印はどこだ」
「私たちを倒せたらね!」
「皆さんここから逃げてくださいできるだけ遠くに!」
すると避難所にいた人達は一気に外へと出ていった
「さてこれで遠慮なく戦えるな」
「そうね」
「それで破滅の刻印はどこだ言わなけば始末する」
「望むところだ死んでも吐かないなそんな情報」
ルーナの父は鎌を振り上げスキルを使った
『ライトニングシックル【中位鎌技(雷)】』
鎌は変形し雷を纏いながらブーメランのように飛ばした
(威力があまり乗っていないそれにこのスピード何が狙いだ)
(ネイナ頼む)
(分かったシン)
『アップグレード【上位強化魔法】』
すると雷を纏った鎌はさらに変形するとともに雷の威力が上がると同時に鎌のスピードも上がったそれを見たキリヤ面を喰らいながらも躱したがダメージを多少受けた
「なるほどわざと中位技で俺を油断させて後ろにいる女が強化魔法を使ったわけかその強化魔法アップグレードかなるほどどおりで上位以上の技になると思った」
(思っていたよりはダメージを負っていないなやはりファントムキラーはレベルが違うな)
「さて次はどんな攻撃がくるか楽しみだ」
その頃フェイは市街地のルートを辿り市街地に出る門の側まで近づいたがそこには苦戦を強いられていたパーティが一人の男によってやられる寸前であったフェイはそれを黙ってみるしかなかったなぜなら自分があそこに行けば確実に死ぬと分かっていたからだ
「さてもう終わりにしましょうかね」
「ぐっ・・・強すぎる・・・」
「お前達のレベルは30から35ほど冥土の土産に私のレベル教えてあげましょうか私のレベルは80」
(80!そりゃあ全く歯が立たないわけだこれがファントムキラーの強さか)
「さて教えましたここで消えてもらいましょうか」
レンブは大剣を振りかざし四人同時に心臓ごと切り裂いた
『水衝蓮刃【上位大剣技(水)】』
「雑魚にはこの技で十分でしょうさて向こうでキリヤさんがどうやら破滅の刻印の手がかりを見つけたようですね。ふむ男と女・・・夫婦と戦っていますか」
大剣を収めるとレンブは街の中心地へと向かっていった
(誰か戦っているのか何のことだとりあえず早くここから逃げないと)
「おやおやあなたは何者です?」
自分がまさか見つかったんじゃないのかということに思わずゾッとしたが見つかったのはフェイではなかったフェイは声のした方を振り向くとそこにはルーナが立っていた
(ル、ルーナなんでここに!?)
(最悪・・・よりによってあいつの仲間と出会うなんて・・・)
「あなた、破滅の刻印がどこにあるか知っていますか」
「さあ知りません破滅の刻印も初耳です」
「そうか知らないのならしょうがないですねそれでその包みにある物は何です?」
「それは・・・秘密です」
「見せないのなら始末しますか」
男は大剣を抜いて斬りつけようとしたが先にダメージを与えたのはルーナであった
「ほう短剣の使用者ですか」
(やっぱり効いていない確かに父さん達が言ってたように強い)
(ルーナ・・・)
ルーナとレンブとの戦いが始まりそれを見守るフェイであった
次回 No.4 覚悟