No.1 崩壊の始まり
新しいシリーズ破滅の刻印を投稿しましたこのシリーズも不定期なのでできるだけ投稿を頑張ろうと思います
よろしくお願いします
それでは本編へ
「お前はこんなこともできないのか?」
教室で、俺は先生にみんなの前で怒られていた。
「皆はもうこの技は会得しているのになぜできないんだフェイ」
「俺はちゃんと努力してますよでもなぜかできないんだ」
「はぁ・・・君ねぇ努力してますって言ってるけど結果が身につかなきゃ意味がないんだよ体術、剣術、魔法君はどれもダメじゃないか武器の錬金から魔導書の解読まで君の成績はあまりよろしくない」
「でも先生俺は・・・!!」
「でもは聞き飽きたよ全くもっと勉強しなさいそれに君のレベルはずっと1のまんまじゃないか」
「・・・!!」
すると生徒からの笑い声が教室中に響いた
「もっと努力しなさいそれしか先生は言えないなその歳でレベル1とは恥ずかしいと思いなさい」
フェイは落ち込んだ誰からも努力や結果を認めてはくれなかった思えば自分が産まれたときから親はいなかった誰も助けてはくれず親がいないだけで周りから冷たい目をされ、いじめを受けていた
自分は何のために産まれてきたのか今まで疑問であった自分はいらない存在であると何回思ったことかそれ思い続けるうちに心が壊れていくのを歳をおうごとに感じていた
「クソ!なんで俺は何で何もできないんだ」
帰り道フェイは一人寂しく帰宅していた。当然、帰っても帰りを待つ人は誰もいない
「おいフェイちょっと面かせよ」
フェイはいつも学校の帰りに絡まれる連中がいたその連中はクラスでの不良であった
「なあフェイ俺よぉ新しい術を覚えたからよ実験台になれよ」
「なんでいつも俺を狙いやがるんだ」
「お前がクラスの不良品だからなぁお前みたいなやつは俺の術の実験台になっとけばいいんだよ!!しっかり抑えとけよ」
「わかってますよリーダー」
「ああくらわしてやってください」
「くっ・・・やめろ・・・」
不良のリーダーがフェイに向かって術を放つ瞬間誰かがそれを止めた
「あんたたち何やってんのよ」
「その声はルーナなぜここにいる」
「偶々通りかかっただけよそれよりもフェイをいじめるもうやめたら?」
「は?誰がやめるかよお前もこいつの味方ならお前も実験台にしてやるよ!」
不良のリーダーが言葉を発したその一瞬ルーナは背後に回っていた
「思ったり弱いのね不良は」
(何!?こいついつの間に背後に速い・・・!)
「それで他に何か言うことがあるのかしら」
「クソっ!行くぞお前ら」
「「へい!!」」
不良たちはそこから立ち去って行った去っていく不良たちの顔は冷や汗をかいていた
「フェイ大丈夫?」
「なんで俺を助けるんだルーナ」
「さっきも言ったけど偶々通りかかっただけって言ったけどあんたは別よ明らかに周りの対応が冷たすぎるからね」
「俺を救えるとでも?」
「できればあんたを救いたいと思ってるなんでこの街の連中やクラスの奴らはフェイに冷たい態度をとるか私にはわからない」
「それは俺が16になってもレベルが1のままなのが原因だろ俺が弱いから」
「それは・・・」
「でも俺を助けてくれたことはありがとうそこだけ礼を言っておく」
フェイは自分の家へと帰宅していったその彼の後姿を見たルーナは孤独を感じさせるものであった
そして日は暮れあたりが静まり返ったとき街に近づいている者達の影が迫っていた
「例の物があの街にあるということですか」
「ああそうだ」
「なら増援が来る前にあぶり出した方がいいですかね」
「そうだなできるだけ早くこの街の人間を始末した方がいいだろう」
「了解、了解」
男は黒い球を出した瞬間空高く上がり街へと落下していった。その時一気にあたりが火の海となり住人の悲鳴が断末魔のように街中に広がった
「全くうるさい悲鳴ですよ」
「おいちゃんと街中心地から離れた方に撃ったか?」
「はい問題なく放ちましたよ」
「よし・・・早急に終わらせるぞ」
「了解です」
その頃街で突如起きた火事はやがて街の中心へと広がっていった
「なんだ何が起こっている?」
「火事です!しかもただの火事ではないようです」
「何!?そんな馬鹿な・・・!」
街の長はすぐに水の魔法が使える魔法使いを招集させるのであった
その頃フェイは突然聞いた大勢の悲鳴に目が覚めた
(なんだ!?今の悲鳴は何が起きているんだ)
フェイは着替えて外の様子を見に行ったどこか胸騒ぎがするような予感がしていた
くらいやがれ霊丸!!
次回 No.2 救済者