無属性(ノーク)の能力
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こんなに読んでくれてありがとうございます。
「出力最大、敵勢力をけん制しますの」
機械兵が10体くらいいるけど、半径5メートルは近づかないのか。
にしてもこれ意識が飛びそうで維持するのにもけっこう体力使うなこれ!
ヤ‥ヤバい意識が途切れ‥
ブツン 俺の意識はここで途絶えてしまった。
その間に試験は終了していて機械兵が見るも無残に破壊されていた。
疲労MAXの中カレッツァに集合する獣人達は驚きの光景を目にした。
なんと機械兵がイズルに集中しているのに一切近づけないのであった、魔法による不正かと思ったが彼に歩み寄るとさらに彼は木剣を握りしめたまま、気絶していた。
気が付くとそこは先ほどの応接室だった。
えっと…俺はあの後どうなった? 確か力を発動してしばらくたった後から――
ダメだ完全に忘れているわ。気絶してそのまま寝たのかな‥やけに頬が生暖かいんだが
「目が覚めてよかったです。気分はどうですか?」
「あ、良好です…」
これはもしや”膝枕”…だと!!?
お、俺ずっと目覚めるまでフリルさんの膝枕で寝ていたってこと? だとしたらすごいな、ここで幸せをつかむなんて思ってもみなかったわ~ここは応接室だよな? マギ、あれから俺はどうなったんだ?
「はい。ご主人様の力と私の力を融合してできたのは無属性の能力『気力』でございます。先ほど発動したのは相手をけん制して圧力をかける”眼光圧力”ですの」
なるほど、”眼光圧力”か。気絶した理由はたぶんだけど体に思いっきり負荷を掛けすぎたせいで精神体にダメージを負って気絶したのか‥
あまり使いたくないけどここで生きていくためには仕方のないことだ。
ゆっくりと起き始めたカムクラ・イズル。フリルから試験結果の紙が配布され、内容はCランク。
しかもDランク、ギリギリの所で留まっていた。これが良いのか悪いのかは分からないが能力を授与されたことを有難く思えることが最善だろうと彼はそう思った。が他の獣人達は納得がいかなかった。
判定基準としてA~DランクまででA~Cまでは合格でそれ以外は不合格になる。ランクを問わずに武器が支給されるが今回のような事例は初なので能力のない人がどうして合格したのかが分からなかったことに不満を持った。
「てめぇさあ、なんで能力がないくせに傭兵に成れているんだ。俺には魔法や魔力があるくせにおまえはなんだ!?
おかしな妖術を使ってあんな光景を作ってもそうはいかないからな」
なんでっていわれても‥
マギのことを話しても信じてもらえないし、かといって突然能力に目覚めたとか言い訳してもな‥
「あ~すまないな。やっと探したよ、家出するなんてひどいじゃないか」
他の傭兵たちを搔き分けてやってきたのは体の至る所に古傷が残った虎獣人のおっさん
「ライガーさん、あんたは黙ってくださいよ。
ロクに弟子の1人も付いて行かないあんたとこいつはなんの関係があるっていうんですか?!」
「…わしの…孫じゃな」
会場内にどよめきが走る。
このおっさん‥年季が入っているけど何者なんだ?
他の人達の技術を取り入れて強くしたいと思います。
投稿した後には加筆及び段落修正をいたします。(不定期)
週3投稿はやっぱ厳しいかな?いや弱音を吐いて明日に望もう…