表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移して最強無属性傭兵となってしまった !?転移した先は獣人だらけの世界で生活なんて俺はどうかしている  作者: 絵食いフミ
第1章 ケモノだらけの世界で生活なんてどうかしている
4/22

新規登録

趣味で楽しく書いていたのですが、ブックマーク1個獲得しました

自分、ここまでえらいぞ。

 ヤバい、完全にお手上げ状態。


 獣人だらけの世界にたった一人の人間ってますます無理ゲーになってきた…


 帰り方わからんし、傭兵になっても成り上がる勇気なんてこれっぽちもないわ! なってもどうするよ?! 


 こっちは早く帰りたいっていうのに~


「そ~なんだ。ナ―ロッパかありがとう。んで名前だっけ?カムクラ・イズルっていうんですよ」


「カムクラ・イズル様と…」


 したたかにメモを取る受付嬢(ウエートレス)受付嬢(ウエートレス)の彼女はフリル。ナレル地方では有名なギルド受付嬢(ウエートレス)であり、傭兵のレベルに合わせたお仕事の紹介や武器防具道具の調達などを幅広く対応しているほど敏腕。フリルと話を進めていくうちに話は段々傭兵の新規登録に近づいていた。


「なるほどですね。では基礎情報は確認しましたので登録の前に試験を受けて能力を確かめるのでこちらに着替えて準備してください!」


 準備って言われても…とんとん拍子で進んじゃったけど、これはヤバい流れだな。


「さてと、あのフリルさんにもらったバッグの中身は――」


 中身は木剣1本にガントレット、ブーツその他諸々が入っている。まあ、いきなり実践で戦うわけにもいかないからこういう仕様なのはありがたいな。っていうかサイズがピッタリじゃね? 

 あの受付嬢(ウエートレス)、かなりできる人じゃなかった‥獣人か。獣の要素が入っていて人間みたいに過ごしているから獣人なんだよな? あれ? そもそもの定義ってなんだっけ? 獣人だから人と獣の両方が出来るから観察眼っていうのか。ある意味人間よりも優れているんだな…


 転移された世界に生きる獣人は傭兵をやっていた。獣人は案外優れているんだなとブツブツと物言いながらも着替えて姿見の鏡を見て思う。


「これ絶対落ちるだろ‥アウェーな上に能力も違いすぎる。成れっかな‥」


 ため息交じりに不満を垂れ流すも背に腹は代えられない思いでギルドの大広間(ホール)へ案内されると自分と同じように傭兵の新規登録をする獣人が勢揃いしていた。しかも上を見上げると試験を受ける獣人の10歳上の獣人が俺たちを見ている、恐らくはベテラン勢だろう。


 視線が熱すぎるんだが‥そりゃこんなかに人間1人しかいなかったら誰しも注目を浴びるよな。試験っていっても相当ハードなんだろうな。どうしたものか――


「えー皆さん長らくお待たせしました。それでは傭兵新規登録前の能力テストを行いますので左手に見えます、演習場へご入場くださいませ」


 受付嬢(ウエートレス)の案内に従い能力テストに挑む十数人の獣人と人間のカムクラ・イズル。視線の先に居たのは獣人をモデルにした機械兵が100人近く配備されていた。見ようとするも他の獣人で見えず割り込みながらも様子を伺った。


「それでは能力テストを始めさせていただききます。よ~いスタート!!」


 空砲のピストルが鳴り響くと同時に機械兵がこっちへ向かってきた。


「ヒャッハー!ぶち殺したるわ!!いくぜぇぇぇいいいい!!!!」


 やれる気が全然、しないわ…もう死んだ‥‥


次回はチート能力授与でございます。チート無双というよりかは、チートの基礎を貰ってそこから個性を伸ばしていく方向性です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ