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異世界転移して最強無属性傭兵となってしまった !?転移した先は獣人だらけの世界で生活なんて俺はどうかしている  作者: 絵食いフミ
第1章 ケモノだらけの世界で生活なんてどうかしている
2/22

不可解な出来事

初なので2話投稿しちゃいました。

3話からは通常運転でやりますね

 俺の名は神座 貫(かむくら いずる)。中1なったばかりの13歳。

 性格はとにかく慎重派で新しい環境に慣れないタイプなので、ソッコー帰宅部。

 ほとんど1人で遊んだり、オンラインゲームをして悠々自適に暮らしていた。決してボッチが好きなわけではない、ただ1人の空間を楽しみたいだけ。


 不良グループに野球部の強制入部をさせられてしまったけど持ち前のアイデアでこれも楽しくやっていたけど現在、病院にて心身療養中の身である。まあ、数日前にいじめの標的になって攻撃されて自殺しようと飛び降りたけど頑丈なせいか未遂に終わったけど、病院暮らしも住めば都って感じだし。7月で暑い日が続くけど病院で出される清涼な食事がまたうまくて飽きが来ないんだなこれが――


 1階には売店もあるし、入院してからそんなに立っていないけど松葉杖を使ったリハビリもなんとか熟しているし先生も美人でイケメン勢揃い。絶望の先に美味しすぎる希望ライフがあるだなんて誰が予想したことか。俺は今充実に病院生活をエンジョイしてる。


 両親は俺を産んだ後に亡くなって、今は親戚の祖父母宅にお世話になっている所だ。俺が入学する前にもこの街では行方不明者が続出したかと思えばその奴らが変死体になり果てているバケモン級の都市伝説が連日ニュースになりえていたので心配で駆けつけてきたのであった。


「貫ちゃん、ここ最近物騒になっているの知ってる?」


 あの都市伝説がまた出てきた話だろう。今回で99回目。


 祖父母も元気でよかったな、俺って13歳になるのにこんな幸せなことがあっていいのかな?いや喜んでもいいだろうな。ん?あれおばあちゃんバッグを忘れているじゃないか。


「しょうがないな。まだ病院にいるだろし届けよッと」


 歩行はほぼ出来るが地べたに力を入れると痛むので一歩一歩確実にエレベーターに向かっている。祖父母はまだ入り口にいるはずと思ってバッグを届けに行く途中、


 カツン、カツン 


 と俺の後ろからえらくセレブリティな人が歩いていた。中世の貴婦人ではあるまいし、ざっと見た感じ300万は掛かっているだろうと思っているその人はバッグを届けるのですねって言ってきたから、盗み聞きとは見た目に反して汚い人なんだろうな…


「なんでそのこと知っているんですか?あなたには関係のないじゃないですか」


「決して盗み聞きなんてしていないわ。あなたこれ、早く届けた方がいいんじゃないかしら。おばあさんが行ってしまわないようにね」


 俺の持っていたバッグが女の人にいつの間にか奪われていたんだ?手癖がすごいんだかさっぱりわかんないや、この人底がないというか恐ろしい感じはビンビンに伝わっているんだけどな


「そ、そうですね。早く届けに行かないと…」


「ではご一緒できますか?人混みに紛れぬようにお力添えになればいいかと」


  素性も知らない女と同行するのはどうかしてるけど、成り行きでエレベーターで4階から1階へのボタンを押した。すぐに届ければいいことだし。


「あなた、祖父母さんとよく話していたけど今幸せかしら?」


「ま、まあね。こんな状況だけどすっごい幸せだよ。お姉さんは?」


「私も今とても幸せな気分なのよ」


 たわいのない会話を続いていく。エレベーターの下降するスピードがゆっくりになっていくのを感じている。しかもサングラスを取って見ると絶世の美人だった。あれ?おかしいな、女の視線から逸らせられないんだけど?!どうなってんの?!ってそんな場合じゃなくて画面表示には4。ボタンを押し忘れたのか?もう一回押さないと‥‥


 再び押しても反応しないばかりか体全体に圧力をかけられているような感覚を感じた。ここは4階までしかないはず、衝突音も聞こえないまま上に上がり続けた。


「あら、どうしたのかしら?」


「ねぇあんた何かしたのか?それと聞きたかったんだが名前を伺っても?」


 彼女の名前はミズネという。おもむろに帽子を取り外したと思えば人間の耳が縮んでいる一方で、ネズミの耳が生えてきた。顔もネズミよりになってセレブとはかけ離れた醜い姿に汚いローブの装いをして現した。


 なるほどね、うまい話には裏がある感じってヤツ?! 俺はまんまとミズネのワナに掛かってしまった。なぜこんな回りくどいことするのかわからないがむしゃくしゃした感情を剝きだして飛び掛かる。結果は今首を絞められて気絶寸前だ。これって死ぬ展開な感じ?勘弁しろっての――


「おめでとうございます!あなたは異世界転移の権利を会得したので説明に移らせていただくわ。あなたは飛ばされる異世界で傭兵になりなさい、最強になったら元の世界に返してあげるからね」


 異世界転移?なんだそりゃ。13歳に苦行を強いれってか。

冗談もほどほどにしろよやかましいわ。


「大体異世界転移ってどうすんだよ‥ファンタジーじゃあるまいし」


「あなた、わかっていないわね。だってここは‥‥」


 ピシッ パリパリッ


 壁や床が硝子(ガラス)のように砕け散るとミズネと俺がどこか知らない世界の上空を漂っていた。さっきまで病院にいたのに何が起こった?これもミズネとかいう妖術か何かだろうが――


「わかったでしょう。だから私が迎えに来たの。ではお達っしゃで~」


 ミズネは首を絞めた手をパッと放して俺を異世界に突き落としたのであった。普通、転移ってもっとこう穏やかな感じなのになんで乱暴にすんのかな! 幸せな病院暮らしから絶望にたたき落されるなんて誰が予想したことか。


「‥‥ろしてやる。殺してやるぞミズネ!すぐに最強になっておまえを殺す!覚えていやがれってんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


 その日を境に俺は異世界転移されてしまった、しかも真っ逆さまに凄い速度で落ちながら

読まれなくても別にいいっすけど

文庫本になる気もないし、かと言って読まれないのもどうだから

目的としてはどっちつかずかな?


カムクライズルの能力 

カムクラ・イズル (神座 貫)

スキル なし

体力 ★★ すばやさ★ 生命力★★★ 魔力☆ 運★


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