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異世界転移して最強無属性傭兵となってしまった !?転移した先は獣人だらけの世界で生活なんて俺はどうかしている  作者: 絵食いフミ
第2章 酔いどれ魔導士と師弟関係を立てるなんてどうかしている
16/22

イズルVSクレイブン

総合PV800達成とユニークアクセス400人突破しました。

改めてみると大衆受けが凄いなと思った。

 俺とクレイブンと名乗る氷の魔導士は士官学校の中庭でタイマン勝負を持ち込んだ。試合はどちらかが倒れるまで続けること、ギブアップなどはない。獣人の生徒だろうか中庭が見える窓には溢れんばかりの野次馬(ギャラリー)が勢ぞろいしていた。


「コフィンを泣かせた罪は重いぞ爺さん、ここで諦めて謝罪しても良いんだよ」

「青二才め、

 これほどの群衆を目の当たりにして止めれるわけがなかろうて。本気で行かせてもらうぞ」


 相手の能力は氷系の魔法を使うから範囲攻撃には要注意だな。飛び道具系のスキルは何個か思いついているけど効くかどうかはわからないが、防御を崩すことは可能だろう。一気に仕留める、ただそれだけだ!


  緊張が走る。お互いに剣を本を握りしめてコフィンが手を振り下ろした瞬間、巨大な氷が足元から出現してそのままイズル目掛けて突進してきたが、逆に向かってきた。氷を足場にしては空間を三角飛びするように氷の頭上を通り抜けた。


 空間飛燕(エアステップ)、前に悪鬼王(ゴブリンロード)の戦闘時にたまたま出来た技だがなんとか乗り越えた‥しょっぱなから氷山作られると流石に困るな。でも詠唱中で隙だらけだな、走破(ダッシュ)で間合いを詰めて、からの!

 ガキーン!!

 クレイブンと名乗る魔導士に切りかかろとすると氷でできた壁に阻まれて剣が壁にめり込んだまま離れなくなってしまったではないか。抜こうとしても氷の壁は分厚く冷気を保ったまま鎮座していた。


「どうした、切りかかるのではないのかえ?お主もこのくらいの実力とは笑止千万じゃな。諦めて投降するが良い」

「そのつもりはないね、寧ろこの至近距離で放ったらどうなるか分からないからね。お互い無事じゃ済まないかもね!」

「まさか!?剣から発する技など、ありえん!」

 ”砲弾(キャノン)”放つ!!

 ドシューン!!


 お互いに衝撃波で吹き飛ばされ氷の破片が飛び散る中クレイブンは煙の中から氷柱のミサイルを数十発発射してきては回避。逃げ回る中で気づくことがある、それは老人が魔法を放った後に酒を飲んでいる。いや、あの酒は本物の酒ではなく単なる水ではないかと推察出来る。つまり、クレイブンは自分の体内に含まれている水分を媒介にして氷の魔法を出していると考えている。


 なら、消費させて水を大きく飲み干したら一気に攻めるというわけか!数で来るならこっちも数で応戦するのみ‥剣技、飛翔斬撃・応(ブレイドビームプライ)猟犬(ハウンズ)”!


 飛翔斬撃(ブレイドビーム)を空中で何回も発動さらに、追尾性能も兼ね備えた術技。相手の出した氷柱(つらら)に相殺を仕掛けると同時に老人の水を飲んだ瞬間を狙って打撃をしてみるもやはり壁が厚い。が、氷なので何度か攻撃をするうちにひび割れを起こしていた。


 打撃(スマッシュ)を出したくらいじゃダメか‥一撃じゃなくもっと持続性のある攻撃をしないと。出力を剣先に溜めて放ちかつ持続性を持った飛び道具系はやられたら痛そうだな。


「(マギ、出力を剣先に集中してくれ。今から放つその攻撃を持続性のある飛び道具系にしてくれないか?地を喰いながら相手に迫る術技を頼みたいんだ)」

「任せてください、()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 力を入れて剣先に溜めつつも剣先を地面に食い込ませながら土煙と一緒に放たれた飛翔斬撃とは違う種類の攻撃。そのオーラはまるで地を喰いながら迫り、狂気の目をしているようにも見えた。

「地を喰いながら恐怖に慄け!”地喰裂(イーター)”!」


 凄まじい轟音を共に氷の壁は砕かれて狐の老人に直撃したかと思えば氷の水蒸気だろうか突出して飛び出てきたのはローブを脱ぎ捨て、灰色の毛並みで尻尾の先が白い狐の老人が空中で声を出して笑っていた。太陽の光に反射したのであろうか老人の周りには小さな氷の塊が周回していたのであった。


週2投稿になりますがよろしくお願いいたします。

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