酒瓶持ち歩いている魔導士
WARNING
いつも見てくれてありがとうございます。夏の暑さと仕事の激務で週3が大分辛くなってきたので
夏季(8~9月まで)は週2投稿になってしまうことを謝罪いたします。
週2 木と日 時間も早めにして予約投稿の22時にします
皆さまも熱中症にくれぐれも気をつけてください
士官学校の図書館にてナ―ロッパの歴史について確かめるもどの本にも消えた時の出来事がない。そればかりか、人間たちが書き記したであろう建築設計や大木の調査資料に傭兵に役立つ料理本しかなかった。これだけしても出てこないとなると当てが外れたイズル達は講義室を見学することになった。
士官学校の中って装飾品やら天井に煉瓦で作ったモザイクアートまであるなんて。これじゃ目が回って首も痛くなる、早いとこ講義室に行かないと――
ツルッ うわっ!
「頭いっーてぇ!!誰だよこんなところに氷の粒撒いたのは!?」
イズルは講義室に向かう途中で床の一部に氷の粒に足を取られて頭からぶつけてしまったと同時に階段の影から出て来たのは酒瓶と魔導書を携えている年季の入った狐獣人であった。毛並みは黄色でも赤でもなく氷の季節に合いそうな灰色と緑の目を持つベテランの魔導士がイズル達に近づいた。
「その気力、かなり攻撃性が高いが基礎的なことがなっておらん
自分の態勢も受け身出来ないとは情けないの」
「あんたの仕業か?ジジイの癖に乱暴なことすんだな」
「おぉ、怖い怖い。威勢のいいガキンチョは嫌いじゃないぞ、自己紹介が遅れたな。ワシは狐獣人でありながら『水属性・応』氷の魔導士テレサ・イル・クレイブンでございます」
氷の魔導士クレイブンと名乗る老人は白いフード付きの白いローブを着用しており、腰元には魔導書となぜか百様と書かれた酒瓶がある。老人が話しているも酒をグイグイと飲んでおり時々しゃっくりも出る始末であった。
こいつ、俺に嗾けといて呑気に酒なんか飲んでいやがる。
ホントにに魔導士なのか?ただの三流の傭兵魔導士なんだろうな‥
「クレイブンって言ったけど俺たちに何か用があるのか?」
「あ~なんだっけな?そうじゃお主らかなり攻撃性に特化した術技を持っていると見た。なぜわかるって?長年生きてればわかるもんじゃよ」
「悪いけど俺達講義室に向かう途中なんだ、邪魔すんなよ飲んだくれめ」
イズル達はクレイブンの戯言に耳を貸さまいと講義室に向かっていった。
「やめといた方が良いぞ、お主は兎も角お主の連れも行った所でなんも学びはせんわ。ボウガンとはいえ術技を1つだけしかないとはどうかと思うのじゃがの、魔犬人とはいえ肝心の術技が1つだけなのもいかがなものか?もう1度転生してみるかの?わしの冷気ですぐさま―」
…飛翔斬撃
「弱い者いじめもいい加減にしろ。ジジイだからとはいえ容赦しないぞ」
使いたくはなかったけどコフィンが今にも泣きそうな表情をしてるからついカッとなって発動したけど、こうなったら自棄だ。ジジイのプライドをへし折りたくなってきた!
「次は外さない。表に出ろ、タイマン勝負と行こうか飲んだくれ狐爺さんよ」
その代わりに文章量は+250文字はやりたいと思います