レベルアップ
前回の伏線回収の件で500pv獲得してユニークアクセス300人目前です
100pvごとに連絡するのもどうかなと思いますが温かい目でみてくだしあ
目が覚めるとそこはおっさんのログハウスで寝ていた。
起き上がろうとするが体が痛む。そっかあの時俺は気力を使い果たして犬小人の族長にたどり着いた時に気を失ったんだ、おっさんは目覚めた俺に『まだ動くな、傷が開いちまうだろ』と介抱されベッドの傍には御粥だろうか温かい食事がトレーに並んでいた。
まさかここでも病院暮らしみたいなことになるとはな――
いやあの後どうなったんだ?まさかおっさんがここまで運んでくれたのか?
目印もないからどうやってはわからんけど悪鬼王を倒せてよかった、よかった。
「おめでとうございます!ご主人様の気力量が増大したおかげで新しい技を覚えられるようになったですの、言うなればレベルアップです!」
「(レベルアップ?そりゃあんだけ戦えばレベルの1つや2つは上がるだろう。気力のステータスを見たみたいんだが‥)」
脳内にはマギの分析結果に基づいたステータスが表示される。
斬撃や打撃の他にも様々な技を習得していたが、その下にある元のスキルには無限回帰という謎のスキルが表示されていた。これは一体なんだと問うと気力を使い果たした経験から進化した”固有術技”無限回帰”を使用できるようになっていた。
「固有術技”無限回帰”は気力開放した斬撃や打撃を使用した場合、気力量の回復からの補填そして再使用と無限に使える万能術技ですの」
無限に使える!?それって俺が大丈夫な限りいくらでも使用可能なスキルと考えてもいいんだよな‥いくら無限に使えるとはいえ、回復からの補填つまりクールタイムを必要とする。いつでも使えるってわけじゃないけど、一撃を大切にしないとな――
おっさんがぎこちない介抱をしながらも怪我の具合について聞くと全治1週間らしいと驚いた。現実では半年はかかる回復期間に関らず治癒魔法を駆使してこの期間に抑えたのであるから異世界は便利である。
「ったく悪鬼王に戦いを挑むとは命知らずなやつだなお前さんは。一歩違えばお陀仏になっていたんだぞ!まあ無事で何よりだよ」
「--ごめん。おっさんがここまで連れてきてくれたのか?」
「いや俺じゃないな、お礼を言うのは――」
ガチャ ドアが開くと同時に大量に入ってきたのは犬小人の族長と家族である。
「イズル様、体の具合はどうですか?
悪鬼王を倒してくれて一族みんな大助かりでございます。僕たちに何か出来ることがあるならぜひ言ってください」
やめろって、そのキラキラとした純粋過ぎる目で見つめられたら頼まざるを得ないでしょうよ‥
助けた恩もあるだろうし、頼んでみるかな。
「そうだな、族長さんに――
いやずっと族長さんって言うのも味気ないから何か名前とかはないのか?」
その言葉に動揺する犬小人の族長と家族はお互いに名前を確認するもゾン、ナリと2文字程度の名前しか出てこなかった。族長に確認したが名前すらもないことが判明した。そもそもの話族長は生まれて間もない頃からこの群れに育てられたため実の親を知らない、だからこそ名前がなかった。
「名前がないのは不便だな‥よし、俺が名前を付けてやる。犬小人だからこから始まる名前がいいな――族長さんはこれから”コフィン”って呼ばせてもらう
よろしくな、コフィン!
早速だけど俺の代わりに畑の整備をみんなでやってくれないか?」
「コフィン‥コフィン!この名前一生大切にいたしますね!
よしイズル様の代わりにみんなで畑を耕すぞ!!」
コフィンと犬小人の家族たちは士気を高めていった。
すぐさま手や道具を使って畑仕事を開始していった。
いや~適当に名前つけたけど喜んでもらってよかった。
さてまだ回復しないといけないから早めに寝よう。
「犬小人達の管理は任せておけ、お前さんはじっくり治せばいいさ」
俺は体をゆっくりと休めて犬小人達の活気を聞きながら深い眠りに堕ちた。
2万5千文字、このペースで行けば楽勝かな?
ただ仕事しながら帰って書いてるから暑さで辛いけど、見てくれるだけで
そんなに頑張ってやろうとはしない、
ただの趣味なので気楽にやれば良いかなと思って続けています