悪鬼族の王(ゴブリンロード)
PV400突破しました。
この辺は普通なのか?
障害のある俺がここまでこれたのは皆さんのお陰です
洞窟の奥に進むと月明かりも届かないほど漆黒の闇に視界を奪われていたがそんなことは気力開放をして自身を発熱して光を作る”光起”を発動して前に進むと大きな両開きの扉を発見した。
鉄製で頑丈な造りだが間から声が漏れていたので耳を澄ますと汚い声が響いていた。
「犬小人の族長を震え上がらせていい気分ですね、親分」
「親分ではない、ゴブリンロードと呼ぶがいいといっただろ」
明らかに大ボスらしきものが1匹いる感じか。
魔物の強さについては俺も詳しくは知らんからな。
犬小人の族長と仲間たちを救うために仲間のふりをして討伐しに行きますか
俺は鉄製の扉をノックした。するとゴブリンが扉の前にやってきた。
きっと仲間が帰ってきたに違いないと思った俺は開門と同時に扉ごと、
斬撃でゴブリン達を吹っ飛ばした。 ドジャーン!!
「き、貴様は一体‥なぜここにニンゲンがいるのだ、消えたはずなのに」
ま、名乗るものじゃないが数は犬小人の群れの2倍はいるな。
頼まれたことだしいっちょまあ派手にやろっと。
洞窟内部はとても広く天井も高かった。だからこそ縦横無尽に駆け巡り奴らの手足を切り落とし、鎧持ちのゴブリンには高速で突き抜く技を放つ”殺人蜂”。体がハチの巣のようにくり抜かれて鎧も砕けていた。
「調子に乗りおってニンゲン風情が!!
呪術 闇属性 ”怨念操作”血肉になっても戦い続けるのだ!!」
ぐっ。なんだこれは切り落としたはずの手足や死体が動いて俺をがんじがらめにしているのか?クソッなら術技”飛翔斬撃”!
高速で放たれるオーラの刃が悪鬼王に当たっているが分厚い脂肪のせいで全然効いていない!
気絶するまで連発するまでよ!!
「危険、危険。これ以上の気力開放は肉体精神に異常をきたすため、
ご主人様、ここは戦いをやめて離脱するの!」
「離脱はしない、俺に考えがある。」
気力を使い果たしてしまったイズルに待ち受けるのは確実な死のみであった。ゴブリンの大多数は斬り伏せたがゴブリンロードとなると話が違いすぎる、
体力も魔法も桁外れな相手に挑んだ結果、この様さ。
こうして俺は1回目の人生を終了した。
しかし振り下ろしたその先には彼イズルの姿はなかった。
最近暑くなってきましたね。第2章辺りで涼しいキャラを登場させようと思います。