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うちの子達が可愛いんだが

作者: 豺圖 黎空

久しぶりに書いてみたくなり、前から最後まで決めてから書いた方がいい分かりながらキャラ設定だけ思いついたりしてたので、書き起こしました

暇つぶしぐらいになればいいなぁー…

はぁ…最近、暇になることが無いなぁ…

なんでこんなに騒がしいんだろ…


昨日のことだけどさ…


「おい、ここの主人はいるか!」

突然扉を叩き開けられ、入ってきたのは貴族

「はい、いらっしゃいませ、どうしましたか?」

「小僧、ここの主人はどこだ?」

…いや、ここ僕の店なんだけど…

「私ですが…」

「なに?まあいい、ここで良い奴が買えると聞いたんだ、今1番いいものを用意しろ」

…めんどくさいなぁ…

絶対こういう人には渡したくないんだよなぁ…

「それはどう言った物でしょうか?戦闘用ですか?観賞用ですか?」

「戦闘用だ!」

へぇ…戦う人なんだ、でもなんか威張りたいとか考えてそう

「すいませんがうちでは、貴方様に似合う物を用意できないと思うのですが…、戦闘用のものはそちらに飾ってある物しかないので」

貴族様の横に移動し装飾など何も無い剣を見せる

「ふん、こんなものその辺店でも買えるではないか!」

「えぇ、見た目はその辺の物と変わらないように作っていますので、ただ、ほかの店より硬いので、刃こぼれなどは大丈夫ですよ」

「ならいらん」

だと思った

「承知しました、でしたら式とかでお持ちになる用に作った方も見ますか?、そちらなら、好みの物があるかもしれません」

「一応見よう」

裏手に回り、鞘の付いた剣を5本ほど持って戻る

「こちらが観賞用の物です」

「ふむ、なかなかいいものを作るではないか、何故これが観賞用なのだ?」

やっぱりこういう、キラキラしたものを好むよね

「こちらは強度が弱いため、戦闘にはほぼ向きません、1度使うと折れてしまう可能性があります、なのでこちらで戦闘しようと思わないでください」

「なるほどな、まあ、公式の場に出るために派手なものを買うのもありか、1本買わせてもらおう」

「ありがとうございます」

見た目で買ったよな


そうして、貴族の人が昨日買っていたんだけど

そしたら今日

「ねぇ!パパ!私にもあの鞘が欲しい!あれ可愛いんだけど!!」

12歳くらいの子がうちにやって来ました…

いやなんで来てんの

「お仕事は?」

「今日は休み!」

「マスターは?」

「部屋出た時まだ寝てた!」

…おいおい、1人で出てきたのか…

絶対探してるよな…

「はあ…とりあえず大人しくここで待っとくように、裏探してみるから」

「はーい」

裏で長剣用の鞘を探してみる

昨日の鞘てどんな感じだったけ…


そんな感じで探していると扉が開いて

「クリス!」

「マスター!」

お?来たか、裏から顔を出して、確認してみる

「やっと来た、おはよう」

「あぁ…おはよう、しかし焦ったぞ…」

「あはは、ごめんなさい」

絶対反省してないよな

「今日はどうしてここに?」

「昨日の夜に会った子が着けてた鞘が欲しくて!」

2人が話してるのが裏でも聞こえる、壁薄いかなやっぱり

「昨日…?あぁ…巡回中にあったフェブリル伯爵の剣か…」

「なぁ、それて柄が何書いてあったかわかるか?」

柄さえ分かれば探しやすいんだよな

「柄…?先の方に向日葵が二輪だったような」

「向日葵の2輪か…在庫が無いな」

「えぇ!!」

写し絵はあるから作ることはできるけど、今材料が無いんだよなぁ…

「朝顔1輪じゃだめか?」

「一応、着てみていい?」

「いいぞ」

そう言って、朝顔の花が描かれてる鞘を持っていく

「ふむ、これは可愛らしいな」

「確かにこれも好きかも!」

そう言って、クリスは鞘を持って色んな角度から見てる、今の彼女の姿はブラウスにスカートを履いてる感じだ

「じゃあ、これ付けてみて!」

「分かった、姿を変えてくれ」

「はーい」

そういうとクリスは姿を長剣に変えた、そう彼女は僕が生み出した精霊剣だ、今は白木蓮の鞘を着けている

「悪いなレン」

「いや、僕が作った子達だから気にしないよ」

「そうか」

マスター言われてる彼女は、近衛騎士のミラ

今女性の中で憧れてる人もいるんじゃないかな

話しながらも鞘を交換した、またクリスが人の姿に戻った

服装は代わり、青紫なワンピースを着ている

「どうかな?」

「似合うね」

「確かに可愛い」

「えへへ」

クリスは満足そうに笑ってる

「どうする?交換してくか?それとも買うか?」

「うーん、欲しいけど、お金ある?」

「あるが…」

「お願い!!」

目をうるうるしながらミラにお願いしてる

「はぁ…いつも世話になってるから買う」

「毎度あり、前のやつは一応袋に包むか?それとも普通に付けて帰るか?」

「付けて帰るよ、ついでに、練習用の剣も買っていく、見繕ってもらえるか?」

「了解」


そう言って彼女達は帰っていった

これが僕の毎日

彼女達以外にも、精霊剣はいる

マスター達は毎日も彼女達に振り回されてるんだろうな…

もしかしたら続きを書くかも?

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