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山嵐の暴走

アルマゲドン目線


「貴様ァ!女神と言えど許せぬ!火神様をどこへやったのだ!僕の火神様はどこだ!カエセェェェェエエエ!」


神殿の中でアルマゲドンは体を小さく保っていたが激しい感情が顕になるとみるみるその術は解け、元の巨大な姿に戻る。


神殿は元々大きく古代種の龍が顕れても収まるほどの大きさだったがアルマゲドンの巨大さは古代龍など軽く凌駕している。

ケプラー王国の飛空艇が小さく見えるほどの大きさ。

それは15mの飛空艇の数十倍という事だ。

神殿は途端に小さくなったかのようにアルマゲドンの体で押し上げられ遂には屋根部分がアルマゲドンの背中によって持ち上げられた。いや破壊された。

屋根部分は怒り狂っているアルマゲドンの針によって串刺しとなる。

そして目の前にはウーラニアがまるで何も感じない様な表情で鎮座していた。


『そんな事をしても、、、貴方の手に入れたいものは帰ってきませんよ?』


「ダマレダマレダマレ!僕ノカがミんヲカエセェェェェェェエエ!」


暴走したアルマゲドン。

最早誰にも手がつけられない。

神殿は壁も粉々になり青空や太陽が隙間から覗く。

やたらと見通しが良くなった。


『ふふ、、、貴方の主人は無事よ?今ガンジャに居るわ。でも貴方では力不足。だから火神だけを黄泉(ガンジャ)の世界へと誘ったの。』


「よ、、、、黄泉?まさか、、、かがみん、、、火神様も世界(インヴァース)の外へと行かれたのか?」


『そうよ。貴方も異世界の民ならば知っているでしょう?本来存在してはならないこの世界の事を。』


「ああ、、、まぁな。僕は世界を知りこの世界の理の外側の存在。全てを知っている。だが、、、黄泉など本当に存在するのか?それがガンジャなのか?」


『ガンジャはそもそも存在しない島。貴方は知らないかも知れないけど遥か昔、、、この世界は産まれたの。銀河系の地球と言う星で。そしてガンジャは現世と異世界を繋ぐ唯一の出口。まぁ入口でもあるけどね。ちなみに私も貴方たちの言う異世界人なのよ?うふふふふ』

ウーラニアは初めて笑った。

その笑顔はとてもぎこちない笑顔だった。


「僕が数百年彷徨って知りえなかった()()だ。。。でも黄泉ってあの黄泉だろう?死人が逝くとされる死者の国じゃないのか?」


『そうよ。だから貴方は行けないの。死んでも生きてもない世界のはみ出しものだから。火神君は生きているから死ねる。死ねるから行ける場所があるのよ。』


「そ、そんな、、、かがみんが死んだ、、、?ソンナソンナソンナソンナ、、、、、ああああああああぁぁぁ!!!」


アルマゲドンの体は更に成長を続け神殿は木っ端微塵に弾け飛んだ。

空にはどこまでも続く青空が広がる。


『そんな事をしても無駄よ。怒っても哀しんでも無駄。全ては無駄なの。貴方が存在する事も無駄。だから安心して消えなさい。貴方はここにいて良い生き物では無いの。』


「黙れぇぇぇえ!このクソ邪神が!ぶっ殺してやるぅぅぅ!絶技《死への鎮魂歌(レクイエム)》」


身の毛もよだつ多重唱による鎮魂歌。

耳の中では音がぶつかり合い衝撃波を発生させる。

内部からの攻撃、、、いや無慈悲な破壊だ。

聴いたも者の命を軽く奪う。

耳の中でモンゴルの民が歌うホーミーが木霊する。

その一言一句が音として脳細胞を破壊するのだ。


神殿があった場所から情け容赦無く流れ続ける鎮魂歌。

小高い丘に存在していた神殿の立地。

それがまずかった。

穴が空き吹きっさらしの神殿。

対峙する女神とアルマゲドン。


これが世界中で耳にされる最後の歌となるだろう。

世界滅亡までのカウントダウンが今始まる。

完結まであと少し。

できる限り毎日更新していきたいと思います。

最後までお付き合い頂けると幸いです。

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