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優鉢羅救出作戦

一旦火神が服をグリードから借りて身なりを整える。

まるで指揮者が着る様な服だった。

『ごめんなさいねぇ、、、貴方に合う服が旦那の若い頃の服しかなくて、、、』


話を聞いてみると旦那が学生時代に着ていた服だそうだ。

この世界に来て学校という存在に出会ってこなかった火神にとってそれは鮮烈であった。

火神はグリードに学校のことを根掘り葉掘り聴くことにした。


「学校とはどのような所なのですか?」


『そうだなぁ、、、なんせ昔のことだからあまり覚えてないのだが、、、アンも来年から学校に入学する予定で、10歳前後に入学し、各学部による教育の過程を履修し成績でランキングを決められる。学部のランキングによって将来就ける仕事やギルドへの斡旋等々の優遇が得られる施設と言ったところかな?』


「ほぅほぅ、、、」


「「「、、、、」」」

火神以外の他のメンツはポカーンとしている。


「で、、、人種や年齢制限とかはあるんですか?」


『うむ、、、ある程度はあるな。人種については差別があるし、奴隷落ちした者は入学を断られる。年齢制限の制限は特にはないが学校とは実力の向上を求めて行く所。故に15歳を超えたものは行くだけ無駄になる。まぁ知識は身につくから学部によっては例外もあるがな?』


「ほぅほぅ、、、そうなんですねぇ。俺も学校行ってみたいなぁ、、、」


「「「!?」」」

ポカーンとしていた難陀達が火神の発言に反応する。


『火神君は10歳位と見える。入学テストを受けて受かれば入学出来るぞ?試してみるかい?』


「はい!是非試してみたいです!」


『じゃあ、、、学校長に連絡してみるよ。入学テストを受けさせて貰えるようにね?アンを助けてもらったお礼という訳では無いが私に出来ることがあるならなんでも言ってくれ。』


「はい!ありがとうございます!」


「「「!?火神様、、、、本気ですか?」」」


「うん!本気だよ?オロチ丸も一緒に行こーねー?」


キューッキューーキュー


オロチ丸はどうやら反対の様だが火神はそれを無視する。


「オロチ丸も行きたいよなー?」

火神は凄みを効かせる。

周囲には冷や汗をかいた難陀、クラ、裟伽羅、アルマゲドンがいる。

ウロボロスだけ何処吹く風だが彼は本当の火神の怖さを知らないだけである。

無知とは怖いものなのだ。


「か、火神様が行くなら我も学校とやらにお供いたしますぞ!」

「かがみん僕も行きたい!僕も連れてってー!」

「火神様、、、、私は優鉢羅を救出に向かいたく思います。。。」

「クラは火神についていくーーー!」

「師匠が行くところに弟子はついて行きます。面倒ですが。」


「じゃあみんなで試験受けようか!グリードさんこの5人もお願い出来ますか?あと、、、裟伽羅の妹は試験までに助けに行こっか?」


「「「了解しました!」」」


『分かった。私に任せくれたまえ。ん?なんだアン?』


アンがグリードの服の裾をクイクイと引っ張っている。

ごにょごにょと耳打ちを始める。


『、、、は!?えっ、、、ま、まぁ、、、分からなくもないが、、、だが少し早くは無いか?』


アンはニコニコしながらも火神を見つめ赤くなってモジモジしている。


「アンも一緒に行きたいの?俺は歓迎するよ?」


アンはとても嬉しそうにピョンピョン飛び上がる。


『む、、むぅ、、、アンがそう言うなら、、、じゃアンの試験も予定しておくからな?もしも落ちたら来年入学だからな?来年なら試験もなく入学出来るのに、、、』


来年なら裏口入学が出来るらしい。

アンがどれほどの実力なのかは分からないが試験に受かってもらいたいものである。


こうして火神達は学校入学試験までに優鉢羅を救出する事にしたのだった。

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