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ムリフェン滞在

一行は商業都市ムリフェンに到着する。

華やかな街並みでThe異世界都市と言った印象だ。

ここは工業も盛んで街の奥の方からは煙が立ち上ってもいた。

街に入ると門兵から挨拶をかわされ身元の確認をされたが商隊に同行していた為殆どが顔パスとなり問題なく入門できた。

本来ならば冒険者はこちらのギルドで身元の確認を保証される。

ギルドカードを持たぬ者は商業都市や工業都市と言った武力に長けていない街では受け入れが厳しくなる。

商隊に同行すると来る前にある程度の身元保証がされる事になるので省かれる。

かと言って全く冒険者がいない訳ではなく、この街でギルドに登録すれば良いだけなので商業や工業が盛んなムリフェンには多くの人が行き交いその中には手練を感じさせる冒険者も混じる。


「ふぅ、、、色々あったけど漸く着いたね!じゃあサルバトロスさん。また帰りによろしくお願いいたします!」

『おうよ!またな?5日後の門前で待ってるからよ!』

手をヒラヒラさせ足早に街中に消えていく。


「さて、、、どうしよっか?とりあえず宿をとってギルドに人探し?頭探し?依頼でもしてみようか?」

『僕の為に、、、すみません、、、皆さん探すの手伝ってくれてありがとう、、、』

先程から俯きがちなオロチ丸は目尻に涙を溜めている。

しかし泣いても何も解決しないのだ。

ギュッと口を一文字に閉めると笑顔を持って火神達と共にギルドへと向かう。

ムリフェンには旅人が多い影響か宿は多く手頃で良い宿をとった。

男2人と女3人の2部屋で1泊3食付きで各部屋銀貨1枚である。

現世で言えば質の割には高額な部類かもしれないがこちらの生活水準を持ってするならば普通であろう。


ギルドへ向かう最中に今後の方針が決まった。

まずはギルドへ依頼する。

そしてギルドのクエストの中でも人探し等の雑務系を請け負う。

討伐クエストも一日程度で終わるものでなければ受けない。

クエスト失敗はギルドの信頼を落とす行為として禁止されている。

ギルドに登録するとギルドランクの確認をされた。

ギルドランクがいつの間にかBランクに上昇していた。

ギルドのランク変動には日数がかかる。

クエストの完遂のみでは判断が難しい場合が多い。

しかしギルド長自らが推薦するものや王から推薦されたものは飛び級することもある。


ライラック王が原因の一端だった。

良かれと思ってクシナダ城の1件をギルドへ報告したのだ。

他にもギルドで次々と解決された《元勇者》の討伐である。

元勇者とは安倍晴明に誘導された過去の日本にいたの鬼族達が不要になったために捨てられた成れの果てなのだがそれを知るものは少ない。


突如発覚したギルドランクの飛び級であったが討伐クエストをあまり進んで受ける気のなかった火神達はコツコツと雑務系クエストをこなしていく。


古くなった家屋の破壊や大雨の時の土砂崩れが起きた時の撤去作業手伝いなど様々ではあったが殆どがムリフェンから出ないで解決出来るクエストの為、一日に10件程の雑務をバラバラにこなす事で人探し兼クエスト完遂をさせ、住民達におじいさん認知の有無を聞いて回った。

そもそもこの街に来たばかりの新参者に対する信用など少なく、雑務系クエストで住民の信頼を得るところからスタートしたのだ。

闇雲に探すよりはよっぽど効率的なのだ。


そしてムリフェンに到着し2日後の事だった。

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