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ギルドで初クエスト

火神とオロチ丸はセイトに到着。

シルフのティンカーとは都に入る前にお別れした。

ここセイトはこの世界のインヴァースの西部に位置する都だ。


「オロチ丸取り敢えずご飯にしない?」


『それがいいですね!那岐様!じゃあ僕は皆に気付かれないように小さくなりますね?』


「え?オロチ丸はご飯食べないの?もしお腹空いてないんだとしてもそのままじゃまずいのかな?」


『僕もお腹は空くんですが、、、このままの姿では那岐様にご迷惑がかかるやも知れませんので、、、』


「そーなのかな?あ!そうだ!オロチ丸って人の姿に化けたり出来ないの?」


『あ!そうですね、、、魔術の一種に「変化の術」と言うのがあるので使えるかやってみますね?やり方は知っているのですが何せ数千年も前の事なので、、、』


「うんうん!出来るなら一緒にご飯食べようね!友達なんだし!」


『火神様、、、僕のような下僕に勿体なきお言葉です、、、』


オロチ丸はまたもやぽろぽろと涙を流す。

どうやらオロチ丸は涙腺弱めのようだ。


オロチ丸は前世ではその風貌から人に優しくしてもらった事が無いのだ。

小さい蛇の頃にも人々に蔑まされていた。

長年の怨念の末に八岐大蛇となり姫を食べまくると言った暴挙にでたのである。


だがこの世界で蛇が忌み嫌われる理由は他にあった。


ちなみに前世のアダムとエバの話では唆したのは蛇とされている。


しかし蛇は再生、生まれ変わり、子孫繁栄などの象徴ともされている。


まぁ裏切りと言った意味もあるが神の使いとの見方も強いのだ。


しかしこの世界では禍々しいとシルフが言っていた。


どちらかと言うと悪い印象が強いのかもしれないのだ。


それを感じ取ってかオロチ丸はおどおどしている。


俺に迷惑をかけたくないのだろう。


だが俺はそんなオロチ丸と一緒に居たいと思うし、そのままの姿でいて欲しいとも思う。


これはただの俺の我儘なのだが、、、


『じゃあやってみますね?ぬぬぬぬ、、、、、変化の術!!』


まるでたぬきや狐が化けるシーンのような煙がボンッとでた。


何と!



その煙の中から現れたのは、、、


ショートカットの白銀の髪をした美しい女の子だった。


服は自ら作ったのかワンピースの様な鱗の鎧を纏い鞭を持っていた。


身長は俺と同じくらいだろうか?

胸は、、、、ない!全くない!

洗濯板だ!!!


もしかしたら、、、美少年?

そう言えば性別って聞いてないなぁと思い火神はオロチ丸に聞いてみた。


「人に化けれるんじゃん!え?もしかして、、、オロチ丸って女の子なの?」

と白々しく聴くのだった。


『そ、そうですよ?知らなかったんですか~?しょぼん、、、、』


いやいや。しょぼんって声に出てるよ?笑


「いやぁ、、、蛇のままじゃ性別分かんないよ、、、」


『あ!そっか!そうですよね、、、じゃあ僕このままいようかな~?』


オロチ丸はクルクル回って楽しそうである。


「人になれるなら街や都ではその方が動きやすいかもね?あ!でも、、、!尻尾が、、、、!」


まるで九尾の狐の様に八つの蛇っぽい尻尾がくねくね動いていた。


『はっ!尻尾かぁ、、、これはココに収納して、、、ほら!これで良いですかね?那岐様!』


オロチ丸は鱗の鎧の中に尻尾を収めたようだ。


「それなら人前に出ても問題なさそうだね!でも本当はいつものオロチ丸の姿も可愛くて好きなんだけどね!」


『うう、、、可愛いだなんて、、、照れてしまいます!那岐様はスケコマシですか!?』


「はは、、、スケコマシってwそんな事ないよ?ただオロチ丸本当に可愛いんだもの。」


『ふふ、、、ありがとうございます。勿体なきお言葉です、、、』


「よし!セイトにいざ行かん!」

『はい!那岐様!』


俺たちはセイトの門をくぐった。

2人とも子供の風貌の為怪しまれることも無く下町に入れた。


2人は魔物が落とした素材をどこかで売ってご飯を食べる金銭にする為に彷徨っていた。


その光景が迷子の子供に見えたのか買い物帰りだと思われる中年の女性に声をかけられる。


『あら?どうしたの?迷子かしら?おばさんに話してごらんなさいな。』


「あ。こんにちは!すみません、、、素材を換金したいのですが、どこに行けばいいですか?」


『それなら道具屋さんかギルド行くといいよ?あと、、、変な人につかまらない様にね?最近はこの町も物騒で人攫いも出るみたいだし、、、』


「はい!分かりました!親切にありがとうございます!」


『行儀いい子だねぇ!これどうぞ!飴ちゃんだよ?美味しいよ?』


火神達は飴を貰うとおばさんにお辞儀をすると手を振って見送った。


俺たちは教えてもらったギルドの場所に向かった。


ギィィーーー


木製の扉を開けると不快な音とともに酒と噎せ返る男の臭いがする。


ケホケホ、、、くせぇ、、、、

子供にはキツい臭いだ。


俺たちは受付に向かうと端の方で待つことにした。


なんせ臭すぎるのだ。


タバコの影響でもくもくと空気も澱んでいる。


『24番の方~』


俺たちの順番が回ってきた。

「はい!オロチ丸行こ?」

俺はオロチ丸の手を握り受付に歩く。

何故かオロチ丸はモジモジと照れていた。


『どんな御用ですかー?』


ギルドの窓口のお姉さんは紺色の制服を着た少し厳しそうな感じのメガネ女子だ。


茶髪セミロングの彼女は20代前半で痩せ型貧乳だ。


決して乳は重要ではないが見た目の情報として必須要項だ。


俺がただの乳好きなわけでは、、、あるのだが。


「えっと、、、素材を売りたいのですが、、、どうすればいいですか?」


『素材ですか?それならギルドに登録した方がお得ですがどうなさいますか?ギルド会員なら買い取り手数料は頂きませんが非会員の方は買取額の20%の手数料を頂くようになります。』


「そっかぁ、、、じゃあギルド会員登録お願い出来ますか?」


『はい。ではコチラに名前、職業、年齢をご記入下さい。』


うん、、、職業ってどうすればいいんだろう?高校生?違うよな、、、?

天之尾羽張貰った事だし、、、剣士?勇者?それは恥ずかしいし、、、

なんて考えているとお姉さんが声をかけてきた。


『迷われているようですが、別に職業は何でも大丈夫ですよ!剣士と書いてあっても魔法を使うのに制限を受けるわけではありませんから。特に決まってないようなら冒険者としておく事も出来ますよ?』


「あ!じゃあ冒険者にしようかな?オロチ丸はどうする?」

「えっと、、、じゃあ、、、、お嫁さんで、、、」


ん?お嫁さん?誰かと結婚してるのかな?


「オロチ丸って結婚してたの?」

火神は空気が読めないようだ。

「、、、やっぱ辞めます、、御者でお願いします、、、」


オロチ丸はあからさまにしょんぼりしてしまった。

それから素材を売り屋台でご飯を買って食べたがオロチ丸の機嫌が治ることはなかった。


俺たちはギルドに登録し、ギルドカードを発行してもらった。

これがあれば他のギルドに行っても素材買取やクエスト依頼を受けることが出来るらしい。


「よし!せっかくだしクエストやってみない?」

『はい、、、そうですね、、、』

うーむ、、、オロチ丸はまだ落ち込んでいるようだ。


「どんなクエストがいいですか?まだ登録したばかりなのでギルドFランクの為採取クエストやゴブリンなどの魔物の討伐位しか受付出来ませんが、、、」


「そうだね、、、よし!採取クエストにしようかな?」


『ではこちらのリストをお渡ししますので規定数集まればクエスト完遂となります。期間はないのでゆっくりチャレンジしてみて下さいね!』


「わかりました!ご丁寧にありがとうございます!じゃオロチ丸行こ?」


俺は早くクエストを完遂すべくオロチ丸の手を握る。


「、、、、はっ♡那岐様参りましょう♡」


ん?オロチ丸の機嫌が治ったようだ。良かった良かった。


俺たちは街の外に出て森の方に出かけた。


『那岐様?どれを集めるんですかー?』


「うん。俺は取り敢えず全部1枚づつは集めてみようかと思ってるんだ。ダメかな?」


『いえ?那岐様が決めたことなら僕はどこへでもついて行きます!地獄でも天国でも!!』


ふんっ!とオロチ丸は無い胸を張って鼻息を荒くしている。


「ありがとう!じゃ行こうか?」


2人は仲良く手を繋いで森の内部へと向かうのだった。

次は森での戦闘です。

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