表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/41

私は同担拒否の人だぞっ!!

いつにも増して荒ぶっています。

 

「はあ……ローゼ。何をしている。」


 突然聞こえた聞き覚えがありすぎる声に、後ろを振り向くとなんと兄様がいるではありませんか。


 え?これ私悪くないよね?リズ嬢とネール嬢が私のために喧嘩してるだけだよね?


 ってか、先生。なんで兄様連れてきてるの?学園長は?いや、別に学園長じゃなくても、セルティル先生とか、これから講義がある兄様じゃなくても良かったじゃないか。


「………オイ、ヨシュア。そんな、全速力で、走って行かなくても、良かっただろう。」


 …………………………!?!!!?!??!?


 っっっはあ!!!???

 なんで!?なんで!?なんでディアマス殿下連れて来ちゃってるの先生!!!!


 兄様だけならまだしも、なんでディアマス殿下!?


「………え?なぜ、殿下がここに?ってヨシュア様!」


 リズ嬢が今気づいたかのように呟いた後に、兄様の名前を叫んだ。そんなに大きな声じゃなかったけど。

 それにしても、リズ嬢。君は兄様推しかい。私はディアマス殿下推しだよ。


 っく!それより、先生め。多分学園長がいなかったから生徒会を頼ったな!!

 先生のせいで私とリズ嬢の印象が悪くなったらどうするんだコノヤロー!!


「きゃー!殿下ぁ!!」


 あ、ネール嬢が殿下に飛びつきに行った。ま、まさかっ!ネール嬢も殿下推しなのか!?私は同担拒否の人だぞ!!

 同担拒否。意味はよくわかんないけど、使い方はこれで正しいはず。


 てか、ネール嬢。君ホントに王族好きなのね。ディアマス殿下だけじゃなくて、あの馬鹿にも好意あったみたいだし。


 てか、アリア嬢。どちらかというと、私よりネール嬢の方が悪役令嬢っぽくないかい?

 まあ、今更どうでもいいけどさ。


 ちなみに、殿下はネール嬢の飛びつき………じゃなくてタックルじゃない?アレ。ネール嬢、タックルってやる方も受ける方も結構痛いからやめといた方がいいよー。


 あ、殿下はネール嬢のタックルを、華麗に避けて兄様の方まで歩いてきた。

 私の隣でリズ嬢が小さくきゃあきゃあ言ってるけど、多分今目が幸せになってるんだろうね。良かったねリズ嬢。


「……………で、何があった?俺はお前が進んで問題を起こすようには思えないんだが。」


 兄様が、不思議とでも言うように尋ねてきた。

 あ、待って。これはチャンスじゃないか?言い合いの原因はネール嬢なわけだし、私とリズ嬢が咎められることはないはずだ。


 てか、むしろ下位とは言え配下である精霊を馬鹿にされたんだから、怒って言い合いになるのも必然じゃね?

 そこら辺。兄様とディアマス殿下が分かってくれなかったら終わりだけど、多分二人なら理解してくれるさ。あの馬鹿じゃあるまいし!!


 そう言えば、これヒュドラーかペガサスに見られたらお説教コース間違いなくない?たとえ原因が私じゃなくても……いや、全てのことの発端は私が無意識に精霊くん達作っちゃったことだわ。


「そうなのですよ!殿下、聞いてくださいません?ローゼ様の霊力で生まれたという"たかが"下位精霊に、私は嫌い、どこかに行けと言われたのですよ?」


 ……………そろそろ本気で殴ろうかな?私の前で何回下位精霊を馬鹿にすれば気が済むんだろ。

 ネール嬢が望みなら、私何十発でも君のこと殴ってあげるよ?結構本気で殴るから、めちゃくちゃ痛いよ?


 あと、ネール嬢。質問したのはディアマス殿下じゃないし、しかも質問されたのは私だぞ。


「それはネール様が散々ローゼ様のことを侮辱したからでしょう?仕方のない事だと思いますが?」


 おっと、ここでリズ嬢が反論に入った!よし、もっと言ってやれい!!


「関係ありませんわ。私は誇り高きロイヤード公爵家の娘ですのよ?そんな私のことを嫌いなど、そちらの方が侮辱しているのではなくて?」

「すいません、そちらの薄桃色の髪のご令嬢。今、誰が誰を侮辱したと?」


 待って!ちょっと待って!?後ろから私が今一番聞きたくない声が聞こえたんだけど、気の所為!?


 いやいや、まさかそんなことはないはずだよね?そんなこと、絶対あるわけないよね?


 とか思いながら、声の主に目を向けるとそこには青と金を混ぜたような特徴的な髪色………もう面倒くさいから雷色でいいや。

 雷色の髪に、群青色の瞳のめちゃくちゃ目立つ色彩を持った清純派の美人お姉さんが。


 はい!もちろん擬人化の術を使ったペガサスですね!!


 あ、ちなみに薄桃色の髪のご令嬢はリズ嬢のこと。うん、これは事情聞いたらペガサス怒っちゃうね。

 自分のエレメンタルの下位精霊馬鹿にされたら怒るし、主である私のことも馬鹿にされたときた。


 うん、話を聞いたら、やっぱり怒りに顔が、見せられないよっ!になりかけてるね。ネール嬢、可哀想にでも同情はしないな!!


 ついでにペガサスに小さな雷でも落とされてしまえ!!


 あ、でも大きすぎる雷はネール嬢死んじゃうかもしれないから自重してもらうけど。



面白い、続きが読みたいと思って頂けたら下の評価ポイントを押してくれると有難いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ