進化した………だと!?
本日三話目の更新です。
………死ぬかと思った!!
くっそ…クローカめ…本気で腹に穴が空くかと思ったぞ!!
昨日のクローカとの大喧嘩で、爺様にさっき説教された。
ただの喧嘩で神域を三割も壊すな!!って。
挙句の果てにはエレンからも一発腹にもらったし、アリア嬢といい、クローカといい、最近腹へのダメージ多くない?
私はただエルフのメイドの身を案じただけなのに!!
「うんうん。それで、クローカもレイも反省文四百字詰めの原稿用紙八十枚な提出な。」
「お、お爺さまの、鬼!悪魔!人でなし!」
「そうかそうか、儂は鬼ではないぞ。鬼の造形はお主の方がよく知っとるじゃろ。そして、儂は悪魔でもないぞ。悪魔の造形もお主はよく知っとるじゃろ。あと、儂は人ではないぞ。始祖神じゃからな。」
クローカが爺様に文句を言うものの、全部正論で論破されてる。
………ざまあみやがれ。
「ほんとに、お主らねえ……」
「うん、二人とも問題児すぎるね。」
あの変態クソストーカー女の敵野郎が笑いながら言う。絶対なんか考えてるだろアレ。
「ヒューズ、本音を言ってみなさい。」
ほら、爺様にもバレた。よし、本音をぶちまけて爺様に怒られろ!そしてあわよくば神域が五割くらい破壊される大喧嘩をしてエレンに殴られてしまえ!!
「えー……やだ。あとレイちゃん、考えてること丸わかりだからね?」
コイツはついに変態ストーカーの域を越えてしまったのだろうか……ならば、ここで言う台詞は一つしかない……
「やったね!女の敵はAT変態ストーカーに進化した!!」
「なにその変態を極めすぎてしまった感半端ないストーカーのフレーズ!!」
「AT変態ストーカー(笑)」
「カッコ笑いなんて言わないでくれる!?」
「違うわよレイ。変態の後にクソ雑魚も付けないといけないわ。」
「付けなくていいから!!」
「……やったね!ヒューズはAT変態クソ雑魚ストーカーに進化した!!」
長いな……これじゃあ進化の際に出てくる予定のテロップ板に書ききれない。これは困ったぞ……これからもどんどん増えていくと仮定して、テロップに収まりきれないのはちょっとアレだ。どうせならかっこよく一行で決めたい。
「俺が進化したところでかっこよさもクソもないけどね!!」
………!!こ、こいつっ!!まさか、またっ!!!
「「進化した……だと!?」」
おっと、なんてことだ。クローカとハモってしまったのは仕方ないとして、ヒューズが十分も経たない間に二度も進化してしまった……
これではテロップ板に書く文字が多すぎるどころの話ではない。これではテロップ板が足りなくなる!!
「俺は十分に二度のペースで進化なんてしないからね!?」
「あ、また進化した。」
「なんてこった!!!」
くっ!!女の敵ながらなんと恐ろしい奴だ……どれだけ変態要素を極めれば気が済むんだコイツは……
「いや、だから俺は変態極めてるわけじゃないし!!!」
「ヒューズ、また進化したぞ。」
「…………………もう、俺黙ろうかな。」
「そうせい。お主が黙ったところで誰も怒りはせんよ。」
「うん………」
あ、ヒューズの目が死んだ。
少しやり過ぎたのかもしれない。ちょっと自重しようかな。多分明日には忘れるけど。
「んで、レイとクローカの処遇じゃが……クローカは一人で一週間三つの世界で起こっているイレギュラーの対処じゃ。これはもう原因が分かっとるから根源を潰すだけでよい。レイは……そうじゃな暫くの間あの世界のイレギュラー源について探っておくれ。何かあったら随時報告じゃ。」
………なんてこった。嫌な予感が当たってしまった。あの世界って言うと乙女ゲームがうんたらかんたらってやつだろ?うわ、ぜってぇやりたくなかったのが来たわ……
「クローカ、代わってくんない?」
「レイちゃん。今回の件は自業自得だからチェンジはなしだよ。」
「エレンが冷たい……」
うわあ……やりたくないなあ……兄様とかディアマス殿下とかは嫌いじゃないんだけど、学園に苦手な人何人かいるし。あと、もしかしたらあの馬鹿とアリア嬢にばったり偶然遭遇する可能性も無きにしも非ずだし……
自業自得とはいえ、めんどくさいのを押し付けられたな……
まあ、なんかあったら霊王の権力最大限に使えばいいか。あんまりやり過ぎるとリズ嬢とかに嫌われそうだからそんなにしないけど。
基本的にローゼの身体で動きますかね。
母様と父様に許可とか貰えれば屋敷に住ませてもらいたいけど。無理なら面倒だけど霊界から行き来するか……
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