011 母艦
ロタンと部下たちが海に潜っていった。
500mの真っ黒な潜水艦の様なものが島の陰から現れる。
「うぉぉぉおお!これは、これでかっこいい」
潜水艦っぽいが、主砲など武装が戦艦っぽい。
「はっはっはっはっ!これが、ユグドラシル皇国水龍騎士団の海母艦ジェラルド フォードだ。デカイだろ。取り敢えず乗れ出航だ。」
ハッチを開け招き入れられた。
……暗っ!赤い電灯だけが光っている。
狭いし。
「寝てていいぞ。長いからな。」
「そうさせてもらいます。」
部屋に案内された。
MMOの時こんなの見たことないぞ……
でも今は、眠いし後で聞こう。
ベッドに吸い込まれた。人?会って安心したんだろう。すぐに寝てしまった。
「おい!起きろ!」
「っは!はい……なんですか!」
いきなり大きい声で起こしてきた。ロタンだ。
「もうすぐユグドラシル着く。」
「……紛らわしいんですけど。敵が現れたのかと。」
「はっはっはっはっ!すまん!すまん!気持ち良さそうに寝てたのでな!」
こいつ!まぁいい。結構寝たな。寝覚め悪いけど。
「そういえば、この艦強そうですね。」
「はっはっはっはっ!だろう!これに似た海母艦があと3隻ある。海母艦は、深海の戦闘を想定して造られたものだ。ユグドラシルの麓にリザードマンの王ガルグイユ様が治める皇国、エルフの王ティアマト様が治める王国、ヒューマンの王ナーガ様が治める帝国、ドワーフの王ファフニール様が治める公国があってだな。それぞれに1隻を筆頭にエデン、大陸からの侵入を防いでいる。それとそれぞれの国に種族は、混在している。自分達が慕う王の場所に住む。」
「そうなんですか。深海ですか。空の騎士団もあるということですか?」
「そうだな。天龍騎士団だ。飛空母艦という飛んでる艦もある。だが水龍騎士団にも空と戦う部隊があるし、うちも戦闘員じゃなきゃ水中で呼吸できなくても入団できるぞ!はっはっは!」
「いや大丈夫です。」
「……相変わらず興味ない事には、クールだな。」
「すいません。気を付けます。」
やべ。顔に出てたか。
「いや。いいそっちの方が分かりやすい!はっはっはっはっ!」
相変わらず豪快でらっしゃる。
「話が逸れたな。飛べないが、海上部隊に空母艦がある。この空母艦と深海の海母艦、空の飛空母艦で360度からの侵略を防いでいるんだ。他にも陸の土龍騎士団があるんだが実戦経験がなくて、ヘッポコ呼ばわりされている。だが治安維持は、彼らがやってくれているからヘッポコでは、ないのだがな。」
「そうなのですか。土龍騎士団の人も大変ですね。」
「ふむ。まぁ奴らも賄賂とかやってるから評判が悪くなるのだ。だが幹部クラスは、なかなか骨がある奴らだ。団長は、俺と同等位の強さだ。」
「自業自得じゃないですか……まぁ全てが腐ってる訳では、ないんですね。安心しました。」
「土龍の所は、ドワーフが多い。ラルも人事じゃないぞ!はっはっはっはっ!」
「うえぇ!マジかよ。」
俺は、自由に生きたいんだよ!
「徴兵制だからラルも2年は、どこかに入るんだがラルなら引く手数多だな。因みに天龍は、エルフで水龍の海上は、ヒューマン、深海は、リザードマンだ。だが、どこの騎士団にも何割かは、違う種族がいるな。」
「そうなんですか。徴兵制か……」
死ぬのは、嫌だな。平和ボケ日本人には、ヤバイ状況だ。せめてもの救いは、チート能力がある事か。
「ふむ。能力は、あるけどビビリのラルには、土龍がいいんじゃないか。はっはっはっはっ!」
「もうヘッポコとか笑えないですね。」
足下見てるとすくわれそうだ。もうバカに出来ない。
「ふむ。そうだな!水龍騎士団の方が優秀だがな!はっはっはっは!おっ!間もなく着くぞ!」
この人足下すくわれそう……




