時間が戻せるならキミとは出会いたくなかった。
僕は冴えないサラリーマンだ。
大学生の時から付き合っていた彼女と 『結婚』して
今では2児のパパだ。
5歳の男の子と3歳の女の子。
奥さんも明るくてポジティブな女性だ。
ちなみに、僕の自己紹介をすると......?
名前は 『佐藤 正司』 32歳。
ごくごく普通のお父さんであり良き夫かなと思う。
家庭も上手くいっていた。
勿論、奥さんとの仲も......。
この時までは、、、何もかも上手くいっていた。
◆
でも、僕の職場に若くて可愛い女の子が入ってきた。
彼女の名前は 『島村 あかね』 23歳だ。
そして、僕は彼女の 『指導係』に任命される。
まぁ、表向きはこんな感じで...優しく分からないところを教えるだけで
これと言って何かする事もなかった。
彼女も僕の事を、佐藤さんと呼び僕も彼女を島村さんと呼ぶ普通の
仕事仲間として見ていた。
◇
なのに...僕は仕事終わりに彼女にこう誘われた。
『佐藤さん、これから一緒に飲みに行きませんか?』
『いやいや? 僕は妻子がいるから、家に帰らないといけないんだ~!
奥さんの手料理も家に帰れば作ってくれているからね~!』
『凄く幸せなんですね~ いいな~! 羨ましい!!』
『そうかな? 島村さんも彼氏とかいないの?』
『えぇ、半年前に別れました。どうも気持ちがすれ違っちゃったみたいで...。』
『そっか! ごめんね。変な事聞いちゃったかな?』
『そんな事ないですよ~ じゃ、また明日。』
『あぁ! やっぱり飲みに行こうか? いろいろ僕でよければ相談に乗るよ~』
『ホントですか!? 嬉しい。実は聞いてほしい事がたくさんあったんです。』
『そうなの? じゃ、行こうか!』
『はい!』
何故か? そういう流れになってしまった。
僕は、家に電話して奥さんに 『急に残業が出来たから遅くなる』と言った。
奥さんも 『お仕事頑張ってね!』って言ってくれた。
◆
まさか!? こんな展開になるなんて!?
その日は、僕と島村さんと二人で居酒屋に行って、かなりお酒を飲みながら
彼女の話を聞いていたと思う。
いつもだったら? お酒も殆ど飲まない僕が、かなりアルコールを体に入れたから
直ぐに、僕は酔ってしまって...途中から記憶が全くない!
◇
朝、起きて気が付くと...? なんと? 彼女の部屋で寝ていた。
僕が目を覚まして、彼女に言った。
『ごめん。昨日の記憶が途中でなくなっていて、どうして僕はここに??』
『正司さん、かなり酔っていて家に帰りたくないって言うから...? 私の
部屋まで連れてきたんですよ~ 本当に覚えてないんですか?』
『いや? 本当にごめんね。覚えてない、、、かな??』
『もぉ~ 何か食べます? 私、簡単なモノでよければ朝食作りますよ~』
『いや? もう家に帰るよ~ 奥さん心配するしね!』
『そうですか? じゃ、会社で!』
『ううん。』
◇
僕は先ず、家に電話して奥さんに【嘘】の話を適当に言ってから家に帰った。
家に帰ると...? 別に怒っている感じもなくシャワーを浴びて、また違うスーツ
に着替えて家を出た。
◆
会社に行くと...? 彼女の態度がおかしい?
なんだか? 恋人同士みたいな、くつっいてくる感じでイチャイチャしたがる。
正直、僕は彼女に対してそういう感情はないし家庭が大事だと思っている。
しかも? 彼女は僕と二人きりになると? 『正司さん』と呼んでくる。
僕は彼女に昨日の事は、何もなかったんだから忘れてほしいと言うと...?
『そんな言い方ヒドくないですか? それに本当になにも......。』
完璧に彼女に脅かされている!?
このままいくと......僕の家庭は壊れてしまうだろう。
だから、僕は思い切って上に 『転勤を申し出た』
そうすると...?
許可が降りて、僕は今より給料も安く田舎に飛ばされてしまうけど...?
家庭が壊れる事を考えたら、その方がいいと思った。
今では、家族そろって転勤先で長閑に過ごしている。
◇
これは、後で聞いた話なんだけど......?
彼女 『島村 あかね』は僕が転勤後、他のやつにターゲット変えて
僕と同じ目にあったやつがいるらしい。
その後の運命は、 『家庭崩壊』
彼女のせいで、奥さんとの仲も壊れて【離婚】して子供たちとも会えず
月々の養育費を払い、未だこの【島村あかね】に捕まっているらしい。
きっと? 飽きたら捨てられて、また次のターゲットを探す。
その繰り返しなのだろう。
僕の【勘】は的中!
素早い対応で、切り抜ける事が出来た。
幸せは、自分で守らなくてはいけない!
そう感じた出来事だった。
最後までお読みいただきありがとうございます。




