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ザバーン ザッパーン
「ん...」
気付いたら寝てしまっていたらしい。昨日見た「アレ」は夢か...?記憶がはっきりしない。
しかし地球上にあんな生物がいるはずがない。
きっと、疲れていたんだろう。
「今日は魚でも取りに行くか」
そう言って良さそうな木の枝を探しに行く
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「こんなもんで良いだろう。」
おおよそ1.5m程の木の枝を見つけた。先端に返しのような節も付いている。
早速魚をとってみる。
思っていたよりも難しい。見つけられても逃げられてしまう。
「クソッ‼︎」
まだ2日目だが味わったことのない環境や出来事にストレスは極限だった。
しかしこの状況でも多少のイラつきで抑えられているのは、生きるのによほど執着していて焦っても仕方ないとわかっているからだろう。
「岩辺の貝を取ろう」
生きるためには正解の選択である
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「なんだ...これは...?」
岩場を歩き続けていると見たことがないものが無数に落ちている。
それはまるで筋肉が細く収縮し、前腕が異常に伸びた人の手。
昨日見た異形がこの島に住んでいることを決定づける証拠であった。
なぜ腕だけがここにあるのだろう。誰にもわからない。
そこにあるのはただ得体の知れない恐怖だった




