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イジリがい○○くん  作者: のょび
8/9

イジリ

8話      夢



夢を見た

僕がまだ小さい時の姿が目の前にいる。

公園で遊んでるようだ。僕の隣に女の子がいる。

二人で楽しく遊んでるようだ。でも言葉は聞こえない。

何を話してるんだろう、、、、、、、とても楽しそうだ。

女の子の方のお母さんが迎えに来たようだ。

僕はというと寂しそうに手を振っている。

そのまま帰っていく自分の姿が早くなっていく。

周りの風景が早送りになり、次の日の同じ時間になった。

まぁ夢だからこんなものかな?

僕は公園でまた女の子と遊んでる。

楽しく二人で砂場や滑り台で遊んでる。

でも時間はすぐに過ぎてしまった。

気づけば周りはうす暗くなっていて、女の子の親も迎えに来ていた

今日はお父さんだった。

自分はというと昨日と同じく寂しい顔をしながら手を振ろうとした。

でもそこで気づいた。女の子の方が今にも泣きそうな顔で何かを叫んでいる。

声は聞こえない。でも女の子は確かに叫んでる。

僕もそれに答えるように何かを叫んでた。

そのまままた早送りで次の日になった。

そこにいたのは僕一人だけだった。

女の子の姿は見えない。

僕はひとりで涙を流しながら砂場で遊んでいた。

突然その子供の頃の自分の感情が僕に流れてきた。

それはとても悲しくて、辛くて、、、、、、。

多分僕はあの女の子に恋をしていたのかもしてない。

いきなり子供の自分が僕に向かってきた。

そして目の前に止まった。

そこで周りの音が鮮明になって、それと同時に子供の自分は話しかけてきた。

:ねぇ僕、、、、。思い出した?どれだけ悲しかったか。どれだけ泣いたか。

 でもそんな悲しさももうさよならなんだ。それはもう、、、、、、。


そこでブラックアウトして夢から覚めた。

:夢でまさかあれとはね、、、。朝からキツ、、、、、。

昔の最初の初恋であり、すぐに終わった初恋

あのとき何を言ったか、何を聞いたか何も覚えていない。

ただ覚えてるのは女の子の泣いた顔だけ。

:結局名前もわからなかったし、、、てか、夢で話しかけられて、それが鮮明に残ってるし、、、、。

 とりあえず準備して出勤しますかね、、、って

テーブルの書置きに気づいた。

:なになに、、、ごちそうさまって、、、、、。書置きはなにげに普通なんだな笑

朝から笑みがこぼれる。

:あの夢の後だからちょっときつかったけど、なんか元気出たな。よし!

仕事用のカバンを持ち、勢いよくドアを開けて仕事場に向かった。

なんだろうな、いつもあいつ俺をイジってイジってばかりのくせして

書置きがあんな普通とかな、、、、、。

:ほんとあいつは、、、、まぁいいや

そんなことを考えてるうちに会社についた。

:おはようございます!


課長:早田今日は元気いいなどうしたよ?女でもできたか?


:いや、そんなわけないじゃないですかーたまたまですよ。


課長:そうかまず、今日も頑張れよ


:はい!


:おはようございます。せんぱい♫今日は一段と元気ですね。


:霧生か、おはよう。いやたまたまだよ。


:そうですか~?課長が女できたとかなんとか~?私以外の女は許しませんよ?


:だからお前は、、、、、、。


:ぷ~~~!いつもの先輩に戻りましたね~!お顔赤いですよ~?


:う、うるさいな~自分のデスクにもどれぃ~!


:は~い、、、あ!あと私の膝枕はどうでした?


:え?え!


:では、先輩!今日もガンバです!


そういって笑顔を見せる霧生

その笑顔がなんか懐かしく思えた。

そう。昔公園でよく遊んでた女の子のように

いやいや、気のせい気のせい。あの子が成長したらもっと清楚でしっかりした子になるはずだ!

あんな風にはならんだろ。

でもなぜか頭に霧生笑顔が残る

:まぁそんなこともあるか。

朝の元気を維持させつつ頑張る早田はそこはかとなくあの女の子はどうしてるだろうとこの日は考えていた。


定期的な更新を目指したいが、難しい。

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