イジリ
四話 同期 鹿島くん
私の名前は鹿島優希建NEXTの社員の一人だ。ここに勤めて早三年。
会社での人付き合いはそれなりに順調。特に大きなミスもなく仕事をしっかりこなしている。
ただ、、、、。ただ一つ。問題が、、、、、。
:せんぱ~い。今日は一緒にご飯食べに行きましょ?
:なんだよ?俺とじゃなくても同期いるだろ?
:先輩とたべたいんですー!あ~んしてあげますから♡
:は~。わかったよ。付き合うよ。
:やった~!あ~ん、、、、で落ちましたね?
:いや、めんどくさくなったんだよ。
:最近先輩動揺しなくてつまんないです。もっと刺激的にいきますよ?
:ば、バカやめろよ!、、、、ったく!
:あはは!赤くなった~!
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。
なぜに、、、、、、なぜに霧生さんはあの早田にいつもいつも行くんだ!
なぜ俺じゃない。なぜあいつなんだ!あいつとは同じ時期に会社に入った同期!
特にあいつもそんな目立つやつじゃなかったのに、、、。霧生さんはなぜあいつに!
そのせいであいつはだんだん目立って、俺の影なんてもう陽炎みたいにあるかないか
分からい存在にな、、、、、。のまえに!霧生さんだ!あんな可愛い子がなんで早田なんかに行くんだ。
わからない。わからない。
なら今日は徹底的に見てやる!あいつと俺の違いを見つけてやる!
:せんぱ~い。はい!あ~んですよ?
:は!?あれ冗談じゃ?
:なわけないですよ~。有言実行です!
:いやいや!ここ休憩所でほら!先輩方もいるし、、、、、。
:なら見せつけましょうよ♫はいあ~ん♫
あー。あー。あー。あ、、、、、、、。
一発目から見てられない。心のダメージがでかい。霧生さ~ん。なんで~
:先輩ほっぺにご飯ついてますよ?とってあげます!
:あ、なにしてn、、、、、、。
:ぱくっ!先輩のほっぺごはんおいしいですね♡
:な、、、、、。、、、、、、、、、、。
:先輩もう言葉もないですね♫赤くなった先輩可愛いですよ?
赤くなった鹿島くん可愛いよ、、、、、、、。
言われて~!ぐぼーーーーー!
早田。お前は死んでくれ。頼む。俺の平和の礎になってくれ。
:あ、先輩飲み物ないなら買ってきますよ?
:あー悪いな。はいこれお前の分の小銭。俺コーヒー微糖ね。
:ありがとうございます!微糖ですね行ってきます!
、、、、、、、、、、、、、、、、、、。
:せんぱーい!買ってきました!
:おっ!ありがと、、、、、ん?なんか空いてない?
:あ、私あまり喉渇いてなかったんで、一口もらいました♫
:え?
え?
:じゃぁ、、、、、、。
じゃぁ、、、、、、。
:早田 間接キス~~~~~~!?(鹿島 かんせつきす~~~~~~~~!?)
:では、先輩!午後もガンバですよ!にひっ!
もうだめだ。もう私はだめだ。いや!でもあいつが飲むという可能性は薄い!
イケル!あいつが捨てたところを拾って俺が、、、、って、、、、、、、。
:たくっんぐ、んぐ、ふー。なんか飲んだ気がしないな、、、、、。
飲むんか~いいぃぃぃぃぃ!!
もう、、、、、、。涙しか、、、、、。
昼休みも終わりそうだし。戻ろ、、、、。
結局俺は何をしに行ったんだ。ただただダメージを受けに行っただけじゃないか。
結局違いなんてわからなかったし。
会社やめようかな。
ぼふっ!
なんかぶつかったな。なんだ?、、、、、、、!!!
き、、、、霧生さん!
:ぶつかってすいません!大丈夫ですか?
:あ、あ~大丈夫だよ
:でも、なんか泣いてますけど、どこか痛いところにぶつかりましたか?
え?俺泣いてた!?マジ恥ずかしぃ!霧生さんの前なのに!
:すいません!よかったらハンカチ使って涙拭いてください!では!急いでるので!失礼します!
:あ、あぁ。
彼女は行ってしまった。霧生さんのハンカチ、、、、、。くんくん、、いい匂いがする、、、、。
そして!災い転じて福となす!これを返す名目でまた話ができる!よし!わかったら元気が出てきた!
ありがとう霧生さん!そしてこの温もり。あぁぁぁ。きりうさ~ん、、、、。
:おっとこうしちゃいられない!このテンションで仕事だ!今ならなんでも出来そうだ!
事務所に笑顔で戻ってきた鹿島を不思議そうにみていたが、
すごい勢いで仕事をする鹿島の姿にみんなは驚いていた。
:せんぱ~いあの人って確か先輩の同期の人ですよね?
:あぁ鹿島な。あいつは落ち着いてしっかり仕事をこなす人間。なんだろうな。クールなやつだよ。
でも、あんな鹿島は初めて見たな。
:へ~そうなんですね。
:ん?あいつがどうかしたのか?
:いえ、さっき私ぶつかって泣いてたので、それで気になって、、、、、。
:あいつが泣いてたって!?
:はい、なんか当たり所悪かったのか泣いてましたよ?
:そうか、あいつにもそんなことあるんだな。
:どうしたんです?先輩?まさか嫉妬ですか?
:ば、馬鹿そんなんじゃ、、、、、、。
:また赤くなって~♫
:わかったからもう戻れ、、、、、。
:は~い♫
にしても鹿島今日は一段とやる気出してやってるな。俺も見習って頑張るかな。
久々に同期誘って男飲みしようかな。
休憩になっても仕事をし続けペースを緩めない鹿島を見て病気なんじゃないかと少し心配になった。
仕事で疲れが、、、、。でも仕事一つ一ついい材料になる。もっと力つけていい小説にしていきます。次はまた作業スタッフで攻めるか、他で攻めるか考え中です。