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~幸福~

「悠里!」


「どうした?」


「昨日ね、買い物してるとき彩香さんと会ったよ!」


「・・・そうなんだ。よかったな。」


「反応が冷たい・・・・。」


「いや、、僕のお母さんを名前で呼ぶなよ・・。」


「え~いいじゃん!彩香さんは彩香さんだから!」


「・・・・そう。まあいいけどさ。」


僕と玲奈は幼馴染だ。玲奈の家族と僕の家族は仲がいい。特に玲奈とお母さんはとても仲がいい。

友達みたいに接してる。僕のお母さんが子供っぽいということもあるのかな。


「あ、悠里!私のお母さんが、今度みんなでご飯食べに行きませんか?って言ってたよ。」


「分かった。じゃあ、お母さん達に言っとくよ。」


「よろしくね!」


「うん。どこに食べに行くの?」


「何かね~最近この近くにできた、美味しいって有名なレストランに行きたいみたい。」


「そうなんだ。楽しみだね。」


「うん!楽しみ!」


学校が終わり、家に帰る。

部屋にいると、お母さんの声が聞こえてきた。

「悠里~ご飯よ!」


「分かった~。」


「悠里。今日のご飯は豪華よ!」


「今日何かあったっけ?」


「忘れたの?今日はお父さんが帰ってくる日よ!」


「そうだっけ?・・・今日か!」


「そうよ。あと少しで帰ってくると思うわ。」


僕のお父さんは、三週間ほど出張に行っていた。僕はすっかり忘れていたが、今日が帰ってくる日だったみたいだ。

だからお母さんは朝からご機嫌だったのか。

今もお母さんはルンルンだ。お母さんとお父さんはずっと仲良しだ。喧嘩をしているところを見たことがない。

だから、友達とかが親が喧嘩してた。という話を聞くとすごく驚いてしまう。最近は慣れてきたので普通に反応できているが。


ガチャッ


「ただいま~」


「あ、お父さんが帰ってきた。」


「お帰り~!!!」


お母さんが玄関へ急いでいった。そんなに会いたかったのか。


「悠里、ただいま。」


「お父さんお帰り!」


「悠里にお土産買ってきたよ。」

お父さんから袋を受け取った。

袋を開け、中身を見ると不気味なキーホルダーが入っていた。そういえば、お父さんは不気味なものや変なものに惹きつけられて買ってしまうときがあるのだった。


「あ、ありがとう・・・。」


お土産をもらい、ご飯を食べる。

お父さんが、

「理沙は、まだ帰ってないのかい?」

というので、

「まだだよ。帰ってくるのは明日じゃないかな?」

というと、

「そうか。。」

少しガッカリした様子。

久々に帰ったから理沙にも会いたかったのだろう。


理沙というのは、僕の妹だ。今は修学旅行に行っている。


「理沙にもお土産があったんだけど・・。」


「明日には渡せるからそれまで我慢だね。」

僕が言うと、

「うん。」

と、子供のように言うので少し笑いそうになってしまった。


お風呂に入り、明日の準備をしたあと、ふと目を向けるとあのお土産のキーホルダーがおいてあった。

寝ようと思い、少し部屋を薄暗くしていたので余計に不気味に見えた。

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