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命への現状

人間の命はもろい.

3秒に1人の命が失われるこの世の中で一日にいったい何人の命が失われるのだろう.

そしてそのなかの自殺者は何人に及ぶのだろう.



人間はおよそ、3秒に1人の命が失われてるといわれている.

それは他人事ではない.今この時、この瞬間にも人の命は奪われていくのだ.


命なんてどうでもいい.そんな気持ちで悠々と暮らす人にはわからないのだろう.

病気の人の辛さ、食べる物も飲むものもない人たちの苦しみが.


病気の人への同情の気持ち.自分はそれでいいのかもしれない.

同情だけしてればそれでいい.

でももしその病気が自分に降り注いだとき.同情なんていらない.そんなものもらったって仕方ない.

そう思うに決まっている.

人間はいつだって死と隣合わせにあり、また命を大切にしていかなければならないのである.


病気になって、初めて分かる死の辛さ.生きることの大切さ.

それは今まで普通に生活してきた中で一番忘れてきたものではないだろうか.


病気や障害.それは可愛そうなコトではない.私はそう思う.

病気は神様が自分にくれたひとつの苦難な道.その道を乗り越えることで、

周りの人を悲しませるだけではない、元気を与えてくれることだってあるはずだ.

命の大切さを勉強できる場でもある.神様からの大切な大切なお届け物なのだ.


障害だってそうだ.障害は神様が与えてくれた大切な個性だ.

障害を障害と思うより、この仔にはこの仔の個性が満ち溢れている.そ-思った方が

ずっとずっと楽しいと思わないだろうか??

その個性を馬鹿にしてはいけないと思う.絶対音感のある人、カレンダーが頭にすべて入ってる仔

そんな人たちも少なくないと思う.

そんな大切な能力を馬鹿にする資格など私たちにはない.


私は、命の大切さなんて知らなかった.

でも大きくなるにつれ命に敏感になってしまった.


たとえば、頭のついている魚が食べられない.今まで何も気にせず食べてきた魚.

ある日夕飯に秋刀魚が出てきた.食べられなかった.

食べるどころか大粒の涙が出てきた.怖かった.

豚肉や牛肉.形のないものを食べるのに何も思わないのに、

魚の目を見た瞬間魚のお皿に手が伸びなくなった.なんでこんなのも平気で食べてるんだろう.

そう思った.


それから虫.夏になると良く出てくる蚊.気付くとそこには、虫を叩き潰すことのできない自分がいた.

同じ命なのに、こんな自分が殺していいのか?

蚊は、人の血をすわないと生きていくことができない.

人間は、豚や牛を殺して食べている.それに比べて多少皮膚がかゆくなるってだけで、

人間は虫を殺すのか.

そう思った.それからは、つぶさず、外に逃がすようになった.


動物は簡単に人間に殺されてゆく.

動物園の檻から逃げ出した動物は人間に被害が出ないようにと、すぐに銃で撃たれ、殺される.

でも考えてみよう.

人一人殺されると何十人もの警察官が犯人を追いかける.

そんな人の命を人一倍大切にする警察官が、動物をそんなに簡単に殺すのか??

動物の命はそんなに簡単に奪っていいのか??人間はいけないのに??


そんな考えおかしいだろ.動物だって同じ生き物だ.

同じ空気を吸って同じ環境に生きている仲間ぢゃないのか?

そんな動物を簡単に殺してしまう人間はおかしい.

動物だって生きているんだ.



こんな残酷な世の中に私は今生きている.



人間の命.それは残酷で大切で、暖かいものなんだよ.

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