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石英の子  作者: 彼岸花
7/9

出産祝い

シゲールはアンナのほっぺたをつつきながら、子守唄を歌っている。

「うさぎさんうさぎさん、なんでお耳が大きいの、お母さんの声をよく聞くためよ。うさぎさんうさぎさん、どうして前にしか進めないの。それは前だけ向いて生きていくためよ」

「にいちゃん!お客さんだよー!」

「うん」

家の外に出ると、あの人がいた。

「あなたは……」

「出産おめでとう。これ、お母様に。産後は食べて力をつけないといけないから。家の裏で育ててた野菜と果物がとれたの。卵は近所の人からもらったわ。川原で釣りもして、結構魚も釣れたし、お裾分けよ」

「あ、ありがとう。でも、いいの」

「いいよ。1人じゃ食べきれないから」

魚はすぐに調理できるように丁寧に処理され、とれたての野菜と果物と卵は川の水で冷やされ、しっとりと冷たくなっていた。

「美味しそう」

「台所借りていい?作るよ」

あの人は外にある台所に立ち、手際良く料理を作る。

普段では見たことがない料理が並ぶ。

やっぱり外国の人なんだなと思った。



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