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建部大社
建部大社は滋賀県大津市神領に鎮座する、近江国一宮で官幣大社です。
祭神は日本武尊です。
神徳は、開運、出世、必勝、厄除、災難除などです。
祭神の日本武尊は景行帝の皇子で、小碓命と名乗っていましたが、熊襲征伐で「タケル」の名を譲り受け、日本武尊と名乗るようになりました。
古事記に拠ると、熊襲征伐からの帰途、出雲の国に立ち寄った尊は、土地の有力者である出雲建を成敗しようと思い立ちます。
そこで建と親友になり、共に武術の稽古や寝食を行い、信頼を得ました。
頃合いとなったある日、日本武尊は見た目は真剣そのものの木刀を持参します。
二人は川で水浴びを行い、先に上がった尊は出雲建の剣を帯びました。
「剣を交換して、稽古をしよう」という提案に建が承諾し立ち合いを行います。
木刀とは思っていなかった建が抜剣に手間取っている隙に、尊は建を斬殺しました。
古事記が編纂された当時は、こうした騙し討ちが是認されています。




