●前作からの登場人物の紹介●
◇エミリア・ワイブル◇
このお話のヒロイン。転生者で、リカルドの可愛い奥様。転生チートがほぼない、ただの人。容姿は自称そこそこ可愛い。シーフードが大好物。転生者だと言う事は誰にも言っていない。性格は、面倒くさがりな怠け者。庶民から貴族社会に連れてこられた体の弱いリカルドを子供の頃から、心配していた。
◇リカルド・ワイブル◇
このお話のヒーロー。リチャードの隠し子で、幼少期は庶民として育った。美形だが、学園ではエミリアのストーカー扱いで、残念な人だと思われていた。傾いた侯爵家をリチャードに押し付けられて、今や侯爵に。性格は、真面目な頑張り屋だが、恋愛関係についてはへたれ。つまりは苦労人。
◇ユリウス・スチューデント◇
エミリアの兄で、今はリカルドの上司。「稀代の天才」と言われる次期宰相候補。ロバートを支持している。妹想いで、弟の様に育ったリカルドの事もとても気に入っている。エミリアとリカルドの前での性格は、魔王。人前では笑みを絶やさない。
◇リチャード・ワイブル◇
リカルドの父。転生者。リカルドにさっさと爵位を譲り、エリオスの娘?になった。かなりの美形。前世ではチェスの世界王者。転生者だという事は、エミリアとエリオスしか知らない。性格は、やる気が無くて緩い。社交界きってのモテ男。ユリアは妹か娘の様に思っていた。
◇エリオス・スチューデント◇
エミリアの父でやり手の伯爵。王国軍で結構偉い。リチャードとは幼馴染かつ親友。リチャードが大好きで、トラブルばかり起こすリチャードを甘やかしている。愛妻家で家族想い。性格は、愛が重い。リカルドを実の息子の様に思っている。
◇ユリア・スチューデント◇
エミリアの母親。元・侯爵令嬢で宰相の家系の生まれ。エリオスとリチャードとは幼馴染。両家はリチャードと結婚させたかったが、エリオスと結婚した。センスが良く上品。リカルドのマナーはユリア仕込み。性格は、天然でおっとり。やはり、リカルドを実の息子の様に思ってきた。
◇ロバート・コーシー(ルジャンドル)◇
エミリアの学園時代の親友①。北の辺境伯に育てられた、隠された王子様。暴漢から友人のアメリアに救われた。実はアメリアが初恋の人。のちにアメリアと婚約した。平凡な顔立ちながら、男女共に好かれる、人たらし。時間を有効活用する男。性格は、穏やかで懐が深い。
◇アメリア・ラプラス◇
エミリアの学園時代の親友②。南方の育ち。子供の頃、越冬に訪れていたロバートに出会っているが、覚えていなかった。性格は快活で負けん気が強く、ロバートと婚約してからは、お妃教育も学園のお勉強も頑張った。ほぼ最下位から、エリートクラスまでのぼり詰めた努力系ヒロイン。
◇アーノルド・ルジャンドル◇
リカルドのクラスにいた王子様。将来性はイマイチとユリウスに評される。王位を継承したいがため、後ろ盾が豪華なエミリアを狙っていた。性格は肉食系。
エミリアはアーノルドの見た目が苦手。髪が銀色で目が赤という二次元な色彩が、エミリアには無理。
◇マーガレット・エアリー◇
リカルドのクラスにいたヒロイン。頭が良くて、顔が素晴らしく可愛く、皆んなに好かれる正にヒロイン。リカルドとは仲が良かった。性格は少しあざとくて賢い。学園卒業後は、女性初の外交官として活躍している。エミリアは、リカルドの好みのタイプはマーガレットだと思っている。