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ニ話 チート能力成長の裏に気づきました〜

只今話数整理中ですm(__)m

 僕は新たに監視官の職業になったばかりの新米監視官。


 僕は新たにチーレムが誕生すると()()()()に言われ、ある星の女神様の所に赴き、加護を授けるのに立ち会ってから六日が経っていた。


 その青年に授けられたのは【女神様の加護】


 剣聖……剣の心得が無くても見ただけで他人の型や技がコピーでき成長速度が普通の100倍。


 賢者……魔法の心得が無くても見ただけで他人の魔法がコピーでき全属性の魔法が使用でき勿論、成長速度が普通の100倍。


 の補助がついてる。


(流石他の加護と違い()()()と名がついている加護なだけありますね。)


 僕は初めて立ち会った儀式を思い出しならが青年を陰から監視している。


 青年は【女神様の加護】を授かって六日で自分自身の能力が他の人と違う事に気づいた。


 それは同時に本当の意味で僕の監視官としての仕事が始まった事を意味する。


(さて、現在青年の能力はと……)


 青年は村で行商人にお金を支払い同乗、その行商人の護衛の任務に付いてるパーティーから色々と勉強してるようですね。


 しかし、運が良いですね早速B級冒険者パーティーに出会えるとは、普通の行商人護衛依頼はランクが高くてもC級何だけどなぁ。


 しかも、このB級冒険者パーティーはもうすぐA級に昇格するそうなのだから、本当に凄い運としか言えないですね。いや、流石は【女神様の加護】と言うべきなのかな。


 このB級冒険者パーティーも別に冒険者ギルトに登録しなくてもいいんだけど、正体を隠す為に冒険者ギルトに登録してるんだよね。


 B級冒険者パーティーいや正確には勇者パーティーなのだから、別の大陸からこの国に魔王討伐するために来ている、身分を隠すのは「騒がれたくない」と言う理由で各国の王族や一部の上位貴族しか素顔を知られていない。


 実力はS級冒険者パーティー以上の能力、経験を持っている。


 そもそも冒険者ギルトはS級が上限なので図る物差しが違うから比べては他のS級冒険者達が可哀そうであるわけど。


 そんな勇者パーティーから約十日間指南を受けるのだから青年は本当に幸運だよね、確かにこれは……


 ふと、僕は別の星に派遣されている別の監視官から聞いたことがある会話を思い出す。



 ★★★★★





「チート能力を授かっただけでは意味がないんだ」


「どう言う意味ですか?」


 僕は純粋にわからず答えを求める。


「チート能力を上手く扱う前に死ぬ奴は死ぬのさ……まぁ不老不死の加護は勿論、別だよ」


 先輩監視官は少しは自分で考えてみろと言わんばかりに顎髭に手を伸ばす。


「う〜ん…………よくわかりません。どうしてチート能力を授かってるの死ぬのですか?」


 僕は考えても答えが見つからず再度答えを求めるために先輩監視官に質問した。


 先輩監視は顎髭を撫でながら答える。


「そうだ、ヒントを少し与えよう、不老不死以外だと身体は生身だよな?それならチート能力を――――」


 僕は答えがわかって、慌てて声を荒げる。


「チート能力を自在に使える前に命を落とす!そうゆう事ですね?」


 考えて無かった、チート能力を授かっても生身の生物、しかも初めから自身のチート能力を知ってるとは限らない。


 先輩監視官はやれやれとした顔で


「そういう事だ、まぁ星々の女神様も考える事は様々だが、女神様によって初期育成を補助するシステムを与える事もあるらしい、確か………チュートリアルだったな」


 チュートリアルとは――――能力の――――わからない―――何とかで―――――その生物に能力の使い方を教えるシステム。


 主に別の星から転生召喚された生物にこの星はこんな星ですよ、って説明する時に一時的に与えるシステム。


 それはそうだよね、死んで転生なら産まれた時からその星の住人になるわけだけど、転生召喚は知識や年齢を主にそのままで別の星に召喚されるからね、今まで魔法が使えない星から魔法が身近にある星に転生召喚されたら、ビックリするもんね。



 ★★★★★




(そう事ですか、この青年は今チュートリアルをしてるんですね。)


 この星の女神様はこの青年にチュートリアルを使用していると、僕は気づいた、


(そうですよね、【女神様の加護】を授かって村から街まで旅立とうとしてる時に偶然にも行商人が来村しその行商人の護衛がまさかの勇者パーティー)


 これで辻褄があいました。


 僕は下界から空の更に彼方を睨みなが


(なぜ初めから説明してくれなかったのですか?)


 と呟いた。

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