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New world online   作者: 蒼
初めてのVR
8/21

8話 準備?




目を開けると、知らない天井だった。


少しすると二人も戻ってきた。おそらく此処は復活地点の教会の中だろう。状況が分かってくるとボスに負けたことも思い出した。


「くっそー 負けたーーー!」

「強かったね〜」

「最初はいい感じだったんですけどね」


そう。そうなのだ。三本目のゲージに入るまでは対応できたが、怒り状態になってから、しっかり攻撃を回避できなかった。まあ相手は怒り状態になってから2回しか攻撃してないが。


「ああー悔しいもう一回したい!」

「私もしたい。このままじゃ悔しい!」

「私もいいですよ。でも、このままじゃまた同じような結果になりそうですけど」

「せめてもう一人回復担当かタンクがいたらいいんだけどなー」

「そうですね」

「まあ、いないこと嘆いても仕方ないか」

「でも、今日はもう落ちませんか?」


そう言われて時間を見てみると、18:32だった。


「やべ、夕食準備しねーと姉さんに怒られる!」

「?ソウってお姉さんいるの?」

「ああ。あ!姉さんに手伝ってもらうか!確か姉さん魔法使いで回復も使えたはず。」

「お姉さんもNWOやってるの?」

「うん。じゃあ俺行くな!」

「あ!ちょっと待ってフレンド登録しよ。連絡とかしにくいし」

「OKー。はい。」

「じゃ」



ログアウトして夕食の準備をする。今日のメニューはチャーハンと野菜の炒め物だ。早く作らないといけないし、楽だからな。


作り終えると姉さんが降りてきた。


二人でで食べながら今日のことを話した。


「いいわよ」

「!いいのか。パーティ誰かと組んでるんだろ?」

「パーティメンバーには言っとくから大丈夫よ。それに、宇宙とちょうど一緒にやって見たかったし、どんな子たちか気になるから。」

「ありがとう」

「で、いつやるの?」

「あ!」

「まさかまだ決めてないの?」

「はは。多分明日の夕方だと思う。相手も高校生くらいだったし、明日から学校もあるから。今日の夜ログインしていたら、聞いておくよ」

「分かったわ」


食事をして、かた付けをして、風呂に入った後ログインした。


近くにあったベンチに座り、フレンドのログイン状態をみると二人ともログインしていた。チャットをする。


『はい。ソウ?』

「ああ。ボスのことだけど」

『うん。何?』

「明日の17:00ごろから出来るか?」

『うんいいよ。私たち、明日から学校だけど、その頃には帰ってると思うし』

「ああ。やっぱり。高校生?」

『うん。高2だよ。ちなみにサナも』

「俺と同い年か」

『ソウも高2なの?』

「そうだぞ。後、姉さんがいいって言ってた」

『ありがとう』

「じゃあ、明日。サナにも伝えといてくれ」

『横で一緒に聞いてるから、大丈夫』

「そうか。じゃあ、明日頑張ろう」

『おー』


チャットを切った。


「もう少し時間あるな。明日に向けてステータスでも確認しておくか」




名前:ソウ

職業:中衛Lv7

性別:男

所持SP5

【刀術Lv15】【見切りLv9】【身体強化Lv6】【立体起動Lv2】【料理Lv1】

控え

なし

称号:なし



【刀術】アーツ2〈逆袈裟〉

アーツ3〈唐竹〉


【見切り】アーツ1〈サーチ〉


【身体強化】アーツ1〈瞬足〉


「んー何か新しいスキル取ろうかな」


スキルポイントは5あるので大体はのやつは取ることが出来る


「スキルポイント全部使うけどこれとろっかな・・・よし! 今日はこれで終わるか」



俺はログアウトして残りの宿題を終わらせたあと寝た。



次の日、朝食を作り食べて家を出る。



太陽がきていなかったが、大方朝頃までゲームしていて寝坊したのだろう。

授業を受けていると2時間目で太陽がきた理由を聞くと、まあ大体合っていた。


「なあ、宇宙俺らと一緒に南の平原のボス倒しに行かないか?」


昼休み太陽からそんなことを聞かれた。


「悪いけど、今日は無理だ。今パーティ組んでる人と姉さんとで東の森のボス倒しに行くから」

「東の森のボス!?あのデタラメ狼を倒しに行くのか?」

「デタラメ狼?」

「ああ。βの頃そう言われてたんだ。あいつ3分1まで減らすといきなりめっちゃ強くなるんだよ」

「知ってる」

「?やったのか」

「ああ。そこまで減らすことはできたけど、そこで負けた」

「宇宙でも負けることあるのか」

「当たり前だろ?お前、俺をなんだと思ってるんだ」

「いや、はは」


俺にだって負けることはある!というか負けたことないやつなんているのか?まあ小6の頃剣道で全国大会優勝したけどあれは多分まぐれだろう。そのあと大会出てないから今どれくらいか知らないが。


「それより太陽達は南の平原のボス倒しに行くのか。どんなやつなんだ?」

「レッドグリズリーっていうやつで、簡単に言うと赤い熊だな」

「へーそのままだな」

「まっ!お互い頑張ろうか」

「おう」










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