4話 戦闘?
New world online は完全にスキル制だ。ステータスというものがなく、スキルのレベルを上げたり増やしたりして戦う。よって戦闘はプレイヤースキルに影響されることが大きい。スキルは最初に選べるものは100種くらいしかないが自分のやったことに対してだんだん増えていくらしい。ーー以上サンより
まあ俺はほとんどHPや掲示板は見ないので俺の持っている情報は大体太陽か姉さんからだけどな。
そして今俺達は北の草原で無双していた。
これは少し時間を遡ると
北の草原で最初に出てきたのはサイレントボアという狼より少し小さい猪だった。
サイレントボア lv5
小さかったので攻撃が当てにくかったが一撃でHPゲージを半分くらい減らすことができた。
そのあと当てるのに少し苦労したが次の一撃で倒すことができた。
「倒せたか! そいつはHPが3分の一になると大声で鳴いてうるさいし、仲間が一気に3〜5体ランダムでくるからな。」
「はあ?強くないか?最初に出てくる敵がこいつって?」
「ああ 此処は最初の町からいける4個の場所のうち2番目に強い所だからな」
「!」
後で聞いたが1番弱いのは南の平原で次が東の森、その次が此処で1番強いのが西の深林だそうだ。
だから此処には人がほとんどいなかったのか。
まあ、さっきの敵なら油断さえしなければ5体くらいならいけそうだったけどな。とか考えていると
「よし、こいつでレベル上げするか!」
「どうやって」
「ん?ああ こうやるんだ…よ!」
そう言いながらサンはわざとサイレントボアののHPゲージを三分の一以下にした。
『ウオオオオォォン』
すると何処からともななく5体のサイレントボアが出てきた。
「よし!」
「いや よし!じゃねぇよ!」
「ソウ右の3体頼む!」
そう言ってサンは片手剣を抜いて残りHPゲージが三分の一のサイレントボアと他の2体の方に向かっていった 。
あいつ。無視して弱ってる方行きやがった。よし後でどさくさに紛れて攻撃するか。一瞬サンがこっちを見た気がしたが気のせいだろう。
考えてているとこっちにもサイレントボアがきた。よしやるか!
此処で冒頭に戻るがさっきから敵が減らないのですけど…あ!また増えた。
「おい!サンお前わざとHPゲージ、三分の一以下に…してるだ…ろ!」
攻撃しながらサンにいうとニヤニヤしながらこっちを見ていた。後で絶対ヤってやる。
何分くらいしていただろうか?もう大体慣れたので倒すのにあまり苦労はないがめんどくさい。
たまにアローバードという空から垂直落下してくる鳥がくるので常に上も警戒しないといけない。一撃もらってしまい、HPが4分の1くらいになってしまったが。強すぎだろ。まあ警戒していれば簡単に避けられるし、落下して地面に刺さった後は10秒くらいは動かないので倒すのは容易だった。
後5分くらい倒していると少しずつ減っていき(サンが普通に倒し始めたのだろう)全て倒した。と同時にサンを蹴った。
「っ?いって!何すんだ!」
「うん?自業自得だと思うけどな」
その後フレンド登録をしてなかったことを思い出してやっておいた。
「そうだ。明日からβの時、一緒ギルドをやってやつとやるけど一緒するか?」
「いや、いいよ。悪いし」
「そうか。ソウがあるいれば凄く楽になると思うだがな」
「いやそれはないだろう。それに最初からソロでやるつもりだったからな」
「わかった。また今度紹介するよ」
「おう、じゃあ俺は今日はもういろいろあって疲れたから落ちるよ」
そんな感じで、俺のVR1日目が終わった
戦闘って難しいですね
あれを戦闘と言えるか微妙ですけど…