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New world online   作者: 蒼
最強に向けて
18/21

17話 道場?

俺は道場?を買った。目の前の看板には〈侍〉とだけ書かれている。


何故こんな事をしたのかと言うと





「なあ、太陽今度トーナメント戦あるだろ?」

「ん?ああ」

「対人戦ってどんな感じなんだ?」

「んー、現実とほぼ変わらない。アーツとかスキルを使って戦うから、多少変わるけど」

「ふーん。俺、小学生の時しか剣道してないからなー」

「そんなに言うなら、作ればいいじゃん」

「何を?」

「PvP出来る所」

「お前、そんな所簡単に作れるのか」

「ああ。金さえ有ればな。大体20メートル四方の大きさで50万ベアくらいかな」

「ああ。そのくらいなら出せるな」


イベント時に結構増えたからな。今じゃ100万くらい持ってるし


「あ!でも建物建てるのに更に倍くらいいるけど」

「な!?それ俺の全財産!」

「ま!作るか作らないかはお前次第だけどな。無理なら作らなければ大丈夫だぞ。ま!俺はもっと金持ってるがな」




とかドヤ顔で言われたので、勢いで買ってしまった。もう全く金ない。


本当に一銭も。


それに人が来ない。まあ誰もよんで無いから当然っちゃ当然だけど。結構中心近くに建てたから、人は結構いるんだけどなー


待つ事1時間。


待つ事2時間。


待つ事3時間。


「すいません」

「スースーは!?寝てしまって居た。誰も来ないなあ。今日は諦めるか」

「あのー」

「へっ!?人が居る!」

「あ!はい、初めてまして、ルンって言うですけど、【剣聖】さん?ですか?」


あ!そう言えば道場の前に俺の名前出してたな。


ルンと名乗った少女はこっちを向いてそんなことはを言った。髪は肩の辺りまでで黄色、結構しっかりしている防具をつけて、腰には刀があった。そして何処か見覚えのある顔だった。


「ああ。そうだけど?」

「で、弟子にして下さい!」

「・・・いいよ」

「へぁ?い、良いんですか。そんな簡単に決めて」

「うん。それより何処かであった事無い?」

「!?い、いや。初めてだと思いますけど・・・」

「うーん。そうだよね〜なんか見覚え有るんだけど、ま!いいか」

「・・・」

「じゃあ、一回やろっか」

「は、はい!お願いします」

「そんな緊張しなくて良いよ」


そう言って俺は買ってあった木刀を二本出し、一本ルンに投げる。


構えを取る。ルンの雰囲気が変わった。


「じゃあ、始めるよ。始め!」


いきなり、ルンが詰めて来た。


結構早い。構えもしっかりしていた。本当に強いかも。




私は、まず思いっきり差を詰めて一発で終わらせ様とした。私はリアルでも剣道をしていている。この初撃を反応出来たのはリアルでも数少ない。


この力はゲームでも役立った。結構強くなっていると思う。だから調子付いていたんだ。


そんな時、イベント時ポイント1位〈ソウ〉がやっている道場の看板が目に入った。イベントの1位にも遅れはとらない。所詮はゲームだ。そう思っていた。弟子の話も勝負して勝ったら直ぐに辞めようと思っていた。


けど、試合をして見て分かった。この人は本当に強い。ソレはゲームだからと言うものではなかった。技術もあるのだ。下手したら全国1位にも勝つかもしれない。と言うかこの人が全国1位じゃないのか?そうさえ思った。


どの角度から切ってもほぼ受け流されるか、避けられている。ソレに攻撃も尋常じゃない。


強すぎる




強い。


そう思った。技術的な話である。今までゲーム内で戦った奴 (殆どいないんだが) の中でもダントツだと思う。


俺なら勝てるが、サンやユイとやっても遅れを取らないだろう。


一番凄かったのは初撃だ。殆どノーモーションから最速の剣撃を放ってきた。恐らくリアルでもやっているんだろう。


技術もフェイントを織り交ぜながら、色んな角度で攻撃してくる。


俺の攻撃もまだ本気じゃ無いが、紙一重だが交わしている


本気で相手をしてあげよう


そう思った





「ふー、強いね」

「ハアハア・・息切れもしてない・ハア・・人に言われ・ても・嬉しく無いです。おかしいんじゃ無いですか」

「ははは」


途中まで本気を出していなかったのだろう。最後の方は動きが全然違った。


当然私は1分も持たずに負けた。


「ねえ、君もしかして柊さん?」

「!?」


バレてしまったか。惨敗だったが、これでも私は全国ベスト8位なのだ。こんなに上手い人なら知っていても、不思議ではないだろう。


そう思っていたが


「やっぱり!前学校で俺に話しかけて来ただろ」

「え?」

「ああ。正確にはひいr・・ルンとは話してないけど、友達何人かと来てたし。ルンは付いて来たぽかったけど、確か2年の始め頃だったか」

「もしかして雨宮?」

「うん、そうだよ」


言われて思い出した。剣道部のみんなと返っている時、部員達が雨宮のファン?がいたようで、話しかけたのだ。



宇宙は知らないが宇宙のファンクラブがある。太陽にもいるのだが、二人の知らない所でどっち派か争われている。



てことは剣道もというか部活もしてない奴に負けたの!?


何とも言えない気持ちだが、


「ねえ、雨宮・・」

「ああ名前言ってなかったね。こっちではソウだよ」

「じゃあ、ソウ。リアルでもこんなに強いの?」

「うーん。どうだろ。2年間くらいしてないし」

「2年前・・あ!全国大会優勝して、その後全く出てこなかった人って確か名前・・」

「あ!うん。ソレ俺だな」

「やっぱり!何で辞めたの?」

「ああ。なんかじいty・・師匠にお前に教える事ははもうないって言われて追い出されたから?」

「・・・ああ成る程」

「え!?なんで納得したの?」

「いや、な、なんとなく」


恐らくその師匠は雨宮が大会に出ると雨宮が圧倒的過ぎになると考えたのだろう。


雨宮は強すぎる。


「ま!そういうことで、此れから宜しくお願いします。師匠!」

「お、おう」


なんか有耶無耶にされたがまあいいだろう。


弟子を取るのも一興だ。



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