10話 祝勝?
いきなりアクセスが増えて驚きました。
読んでいただきありがとうございます。
あの戦いの後、時間も遅かったので直ぐに解散することになった。石碑には俺が書いた。改めて明日祝勝会をする。ということです話は決まった。姉さんともフレンド登録して誘ったが明日はパーティだった人と一緒にやるということで行けないそうだ。
「ふぅー」
俺はログアウトして息を吐いた。
最後のはやばかったなー。姉さんが助けてくれなきゃ死んでた。それに後2秒遅ければ死んでたし、つまり最後、俺のHPは6しか残ってなかったということだ。モンスターの攻撃をかすりでもすればゲームオーバーだった。よく勝てたなー。
今更だがそんなことを考えていた。
「そーら〜!早くご飯!」
姉さんの声が聞こえた。そうだまだ夕食食べてないんだった。
俺は下のリビングに下りていきカレーを作る。
「よし!できた。お待たせー」
「ありがとう。いつも悪いねー」
「大丈夫だよ・・・姉さんが作った物なんて食べたら死んでしまうし・・」
俺がボソッというと
「えっなんて?」
「いや、なんでもないよ!それより食べよ!」
「そう」
俺が話を有耶無耶にする。
「「いただきます」」
「「ごちそうさま」」
「ふーでもよく倒せたなぁ」
「? ああ。私はあまり役に立てなかったしねー。最後はほとんどソウがやってくれたし」
「そんなことないよ!回復でサポートしてくれたし、最後のは無かったら俺の死んでたし、助かったよ。ありがとう」
「ふふ。どういたしまして」
その後も少し話しをして、その日は風呂に入り、直ぐに寝た。
翌日、学校
「おーい。宇宙やったなー」
「ああ。死にそうだったけどな」
「それでもこんなに早く東の森のボスを倒したんだから、十分すげーよ」
「あっ そういえばそっちはどんな感じだったんだ?」
「ああ。俺たちは二つ名持ちが集まって戦ったんだ。あ!二つ名持ちってのは・・」
「知ってるよ。【剣舞】さん」
「知ってたのか」
「ああ。俺達のパーティに二人二つ名もちがいるからな」
「は?俺たちの所に俺合わせて4人いたんだぞ残りの二人どっちもそっちにいたのか」
「ってことは二つ名持ちってのは6人いるのか。」
「ああ。生産職は抜くとβ版の頃はそんだけだな」
「トーナメント5位までに全員付いてて他にトーナメントには出てなかったが一人ソロでめっちゃ強い奴がいる。そいつは確か目立ちたく無かったって言ってたな」
「へー」
「じゃあ、美羽さんと【戦乙女】がそっちにいたのか」
「ああ」
「あ!先生きた!じゃあな」
「おう」
二つ名持ちか・・全員に会ってみたいな
俺は家に帰りNWOにログインする
17:00だ。祝勝会は17:30からNPCが経営している「アトラクティックカフェ」でする。移動時間を考えてももう少し時間がある。
そういえば称号やら報酬やらが貰えたってきていたな。
《初期討伐報酬》
グランヴォルフの魔石 (特大)
《部位切断報酬》
グランヴォルフの尻尾
《MVP報酬》
スキルポイント+7
《称号》
森の王・・・森の王を討伐した証。東の森のモンスターを倒すとき経験値が少し増える。
名前:ソウ
職業:中衛Lv13
性別:男
所持SP9
【刀術Lv18】【見切りLv12】【身体強化Lv9】【立体起動Lv5】【料理Lv1】【デスタイムLv2】
控え
なし
称号:森の王
【見切り】アーツ2〈クリティカルアップ〉
【立体起動】アーツ1〈跳躍〉
へー。MVP報酬ってのもあるのか。みんなどんな感じだったんだろ。
これとは別にドロップ品もインベントリ内に入っていた。
グランヴォルフの爪×2
グランヴォルフの毛皮×3
グランヴォルフの大骨×1
グランヴォルフの肉×4
発光虫×3
結構色々貰えたようだ。
インベントリを整理していると時間が来たので「アトラクティックカフェ」に向かう。
「おーーい。こっちこっち」
カフェに入ると声がかけられた。一番端っこの席に二人がいた。話を聞かれるとめんどくさいのでちょうどいい。
「こんにちは、ソウ君」
「おっす」
「じゃあ、始めようか」
「「「かんぱーい」」」
「いやーほんと勝てて良かったねー」
「ああ。ほんと、ギリギリだった」
「そういえば、ソウ。最後のはなんだったの?」
「ああ。あれは【デスタイム】って言うスキルで・・・って言う効果だ」
「だから、あんだけ速かったのね。しかも攻撃くらってないのに残りHPが少なかったのはそういうことか」
「私のスキル取得欄にはないから、ソウ君の行動で派生したスキルですね」
「私にもない」
「へー。でもあのスキル使いどころがめっちゃ難しいんだぞ。」
「ああ。そうね」
「確かに短時間ですごく多くのダメージ与えないといけませんし、回復できないですもんね」
「ああ。それに残っているHPでも攻撃力が上下するしな」
「え?そうなですか」
「ああ。例えば残りHPの少ないときに発動させると、一撃の攻撃力が上がる。だが逆も同じだ。」
「へー。そうなんですか」
「スキルの話はどれくらいにして食べようか」
「そうだな」
その後も19:00前まで食べたり話したりしてその日はログアウトした。
すいません。都合上の問題で職業レベル追加しました。
それはそうと、掲示板とかって書いた方がいいんですかね?