表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし2(詩集)

ガトーショコラ

作者: さゆみ


滑り落ちてぽつんと目覚めた夜のサキ

とくとくと静寂の色が注がれる

外枠から溢れ出してゆくサキ

思考が回らない僕の固まった海馬

カフェインじゃ溶かせない


曖昧な夢忘れ 曖昧なリアル忘れ

ドツン 曖昧な夜のサキに鈍痛と座る

無駄だと嘆く術も忘れてしまう

惰性だけの煙吸い込んで

感性失くした僕が立ち尽くす


ガクンと崩れ落ちるけど

そこには辿り着けなくて

ただ耳鳴りを押し込んで

切れない煙草に切れるナイフ

ツンと切り裂いてく夜のサキ


好きなポエムときみのこと

抉ってく 流れる血は色を消して

塞がれてく夜明けの甘さ

逆らえない苦味のサキ

ガトーショコラ

真っ白な朝に葬られた




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ