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しるし2(詩集)

ガトーショコラ

作者: さゆみ


滑り落ちてぽつんと目覚めた夜のサキ

とくとくと静寂の色が注がれる

外枠から溢れ出してゆくサキ

思考が回らない僕の固まった海馬

カフェインじゃ溶かせない


曖昧な夢忘れ 曖昧なリアル忘れ

ドツン 曖昧な夜のサキに鈍痛と座る

無駄だと嘆く術も忘れてしまう

惰性だけの煙吸い込んで

感性失くした僕が立ち尽くす


ガクンと崩れ落ちるけど

そこには辿り着けなくて

ただ耳鳴りを押し込んで

切れない煙草に切れるナイフ

ツンと切り裂いてく夜のサキ


好きなポエムときみのこと

抉ってく 流れる血は色を消して

塞がれてく夜明けの甘さ

逆らえない苦味のサキ

ガトーショコラ

真っ白な朝に葬られた




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