作品のプロット
わたしが書き溜めていた中から持ち出したプロットです。
婚約者の浮気西口悩むとある貴族令嬢
子爵令嬢ながら莫大な魔力の持ち主であることを理由に幼少に結ばれた婚約だった。
相手は公爵家の次男で、この婚姻の為に侯爵位が下賜されることになっていた
しかし彼は相手が低位の令嬢であることに不満を持ち、ことある毎に令嬢に罵倒を浴びせ、複数の伯爵令嬢と逢瀬を繰り返している
ある日、自身の魔力限界を知ろうと王都から離れた荒地の中央で魔力放出を行ったところ、直径2キロに及ぶ巨大なクレーターを穿つことに成功してしまう。
この爆発は王都でも観測され、更に地揺れも王都に響いて大きな騒ぎとなる。
令嬢は王都に戻ると王宮に宛てて置き手紙を置いて家を出る。
行き先は王国を悩ませている最大の問題、隣国である帝国の帝都である。
帝国は緩衝地帯となっている荒地の向こう側に在り、王国に対する野心を隠そうともせず、王国に対して侵略の口実にするための無理難題を吹っかけている。
二人の婚姻も帝国への抑止力とするため。
令嬢は思い詰めた表情で覚悟を決め、姿を消した。
数日後、荒地の方向から前回より更に規模の大きな地揺れが伝わったが、前回のような爆煙は見られなかった。
更に数日後、令嬢の置き手紙が部屋から発見され、内容を確認した父親は直ちに自身の娘が何をしたのかを報告書に%[認]め、併せて王国政府及び国王への謁見を申請した。
報告書と併せて提出された令嬢の置き手紙から状況を知った国王は謁見を許可し、同時に国軍に緊急招集を命じた。
帝国中枢部は皇帝家の直轄である帝都を高位の貴族領地と直轄地で取り囲む構造となっている。
そこが今や直径50キロに及ぶ巨大なクレーターと化しており、そこから周辺の半径300キロは爆風で壊滅状態となっている。
これは令嬢が全ての魔力と生命力を賭して引き起こしたことである。
彼女は帝都上空150メートルに突如現れ、そのまま火球と化した。
術者である令嬢は消滅し、帝都及びその周辺はクレーターに呑まれた。
精強を誇った帝国軍も閲兵の為に帝都とその周辺に集結していた為に一緒に消え失せた。
帝国はその政治的中枢と経済的基盤、そして軍を一瞬で失い、事実上滅びた。
令嬢は、帝国が無くなれば令息も不本意な婚約を強いられることはなくなり、更に自分も消えるのだから良いこと尽くしの筈で、自分から解放されて自由になれる筈です、と置き手紙に認めていた。
王も政府閣僚達もただ唖然とするばかりとなる。




