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魔王の過去

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俺は蔵藦(ぞうま)自衛隊員だ。

海外派遣で紛争地域の復興支援に来ている。警戒任務中に身体が光る…

神に勇者として召喚される事を聞いた。俺はミサイルを撃ち込まれて死ぬらしい。

欲しいスキルを聞かれたのでラノベの知識を披露しレベルMAXでスキルを記憶の限り並べて全部くれと言った。レベルとはOKしてくれたがスキルは面倒なので勝手に作れと言われた。条件が揃わないと作れないスキルもあるらしい。

身体の光が消えて…

「うぉ!?魔物!?」

俺はライフルを構える。

「よく来た勇者よ…」

「ん?俺って魔物に呼ばれたの?」

「左様。余が呼び寄せた」

「マジかー!勇者っていうから魔王滅ぼす為に旅立つのかと思ったわ!人間滅ぼせってか?」

「滅ぼすには及ばぬ。軍事境界線を元の場所まで押し返して欲しいのじゃ」

「はい?そんだけ?」

「うむ…元々魔物の国は不毛の地。人間が欲しがるのが考えられんのだが攻め込んできて困っておる」

「この世界じゃ人間が悪役なんだな…おし、折角呼ばれたんだひと暴れしてやろうじゃねぇか!」

「その前に聞きたいのだが…お主強いのか?」

魔王が俺に襲いかかる。

俺は魔王に発砲する。

三点バースト

パパパ…

「ほぅ面白い武器じゃの」

魔王は指鉄砲をして「バン」指先から弾丸が発射された。慌てて避けたが着弾直前に弾けて1m四方が蜂の巣になった。どんな対人兵器だよ!

俺は銃剣の鞘を外し魔王に切りかかる。2メートル近い長さで銃の重さも加わる破壊力抜群の剣になる。魔王は杖で受け止める。

俺と魔王は3日間戦い続け最後は殴り合いで両者KO。一昼夜眠ったあと一緒に酒を飲み俺は魔王と意気投合した。

「グアハハハハ余と相打ちとはさすが勇者!」

「いやいや魔王居たら俺要らねぇんじゃね?」

「そう言うな。お主には魔王軍総司令官をやってもらいたい」

「任せろ!」

俺は酔っ払って部屋に案内してもらうと速攻で寝てしまった。

翌日から魔王軍の事を軍師に習いながらどう攻めるかシュミレーションする。

ある日俺は部屋から出たら蜘蛛の巣がはっていて先へ進めない。蜘蛛の巣には俺の頭より大きい位の蜘蛛が張り付いていた。

「きしゃァ!」

蜘蛛に威嚇されるので…

ゴン

拳骨を入れた。

「アラクネ!ちゃんと人型で喋らんか!」

人型になったアラクネは幼稚園児位の大きさで涙目になり頭を押さえていた。

「あたしは人間が魔王軍総司令官なんて認めないんだから!」

「しょーがねーな…」

アラクネは糸を吐いて攻撃してくる。俺は糸を避けてアラクネを抱っこすると蜘蛛の巣に貼り付けた。

「卑怯者!」

アラクネは手をブンブン振り回し俺を叩こうとしているが届かない…

「そんじゃ俺のターンね」

俺はアラクネの手足も蜘蛛の巣に貼り付ける。

「離せー」

アラクネは必死にもがいている

「んんんー取れないー」

皆様蜘蛛は何故自分の巣に張り付かないかご存知だろうか?蜘蛛の糸は粘球のある横糸と足場糸の縦糸があり蜘蛛は縦糸の上を歩いているのだ。なので無理やり押しつければ蜘蛛は自分の糸にくっついてしまうのだ。

俺はアラクネのもがく姿が可愛く見とれてしまう。手足を伸ばしたり縮めたり頑張ってもがいているが弾力性のある糸に動きを吸収されてしまいほとんど動けないでいる。

「んにゃぁぁ…取れないよーあーん」

泣いてしまった…

「アラクネは脱出失敗ね?俺のターン」

俺はアラクネをこちょこちょくすぐった。

「あははははは…やめ…あはは…」

今度は笑いすぎて泣いている。

「あはは…フーフー」

やべ…笑いすぎて過呼吸になってる。

「まいったか?」

「まだまだこれからだもん」

俺は再度アラクネをこちょこちょくすぐる。

「あはは…やめ…ギブギブ…」

「諦めて俺の軍門へ下れよ」

「軍門へ下らぬ!あたしを娶るのだ」

「ほぇ?なんで?」

「このような辱めを受けては…もうお嫁に行けなぁぁい…わーん」

辱めって俺くすぐっただけだけど…

「ごめん俺なんか悪いことした?」

「ヒック…笑いすぎておしっこもれた…」

「どんだけ〜!じゃねぇ!そんだけ?」

「あたしは高貴な蜘蛛の女王アラクネの姫なのよ?そんだけ?じゃないんだから!娶ってもらえないんだったら自害するしかないの!」

「そういうのはオムツが外れてから言いな」

「キー…オムツなんかしてないもん!」

魔物の国にもオムツあったんだな…

俺はアラクネを下ろしてやると蜘蛛の巣を掃除して…

アラクネが俺のズボンを掴んでいる。

(どーしたもんかな…)

「えい」

俺はアラクネの両手を蜘蛛の巣の残骸で後ろ手に貼り付け…

「じゃ!またな!」

「まてー」

俺は走って逃げる。アラクネは後ろ手に縛られた幼児…めっちゃ遅い。

軍事会議に遅刻してしまった。

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