機械化された夢
私は自らの行く末を知っている、どう死ぬかも。
音速を引き裂く度に4メートルの鋼鉄の身体が歪むのを。
死ぬ順番は貴方が先に来たようだ………さようなら、言葉は不要か?
私はイカロスの様に上手く飛べない、だけれど空の温もりと暗い寒さを知っている。
神は理を作り………人は空の色を描いた。
二度と神が目覚めぬ様に。
私達は人間性を捧げるだろう、そして空の果てを情景した果てに人を辞めるだろう。
全てを見渡せる様に、あぁ………まだ届かなそうだ。
あの空の果てに、未だ神々が眠る宇宙に身体を解き放つ事が…………一体どれほど遠いのか。