繋がり
強い魔物を相手に苦戦している3人の少女達をを勘付いた1人の男がその魔物の巣窟へと足を踏み入れた。
少女A「こいつっ、強い!」
少女B「まるで刃が通らない…」
少女C「どどど、どうしようぅ!このままだと全滅しちゃうよぉ〜」
相手はゴーレムという魔物。事前に聞かされていた情報より強く固く、なす術がないという状態で剣士の少女が決死の策を出した。
少女B「2択選べ!アタシが足止めしてお前ら2人逃げるか、足止めしてる間にアタシごと2人同時に魔法で攻撃するか!」
少女C「え、選べないよぅ〜!どっち選んでも死んじゃうよ?!」
少女B「じゃあアタシが選ぶ!2人とも逃げろ!」
少女A「ちょっと、そんな勝手に決めないでよ!まだ挽回の余地はあるって。」
そう作戦を考えているうちに逃げて受けての繰り返しも体力的に限界が来始め何か行動しなくてはならなくなってしまった。
中級のゴーレムを相手しているのは魔力が1/3しか残ってないリーダーと魔法使い、刃がボロボロで魔法がほとんど使えない剣士。
おまけに体力もあと僅か。
対するゴーレムは傷ひとつない。
1人犠牲に2人生き残るより1人でも生き残れるかというような絶体絶命のピンチの状況に1人の男があくびをしながら歩いて来た。
男「…」
少女A・B・C「…」
男「ぃやぁ!お元気ぃ?」
少女A「そう見える?…」
男「見えない」
少女A「じゃあ助けてよ。」
男「そのつもりだよ。このゴーレムを殴り飛ばせばいいんだな?」
少女達は安堵した半分こんな奴を頼っていいのか?と
半信半疑状態になっていたがどっちにしろあのままだと全滅するだろうというのは誰もがわかっていた事なので藁にもすがる思いでこの男と協力しようと思っていた。
しかし、その男は武器も持たず魔法も能力も発動せず生身でゴーレムに突っ込んでいった。
自殺か?それとも何かの能力を使うのか?それとも本当に頭の狂った奴なのか?とか思っている間に男はゴーレムを殴った。
粉砕した。
能力は発動していなかった。かと言って魔法を使ったように見えなかったしそこまでの筋肉があるわけでもない。
原理も何もかもわからなかったがあんだけ強かったゴーレムをたった1人の男が素手で、しかも一撃で粉砕したのだ。
済ました顔をしながら男がこちらに顔をクルッと向け、こんなことを言い出した。
男「俺と魔王を殺さない?」
こんにちは。初めまして。
人生で初めて小説を投稿してみましたが自分自身国語力が全然ないなと思いますし所々ダメダメな部分があると思いますがそんな有名になる事もないと思うので自分の趣味や自己満足程度で本気で描いていきます。
どうぞよろしく。