表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
175/177

おせんべいも食べるし

「いやいや、いただきます。」


父はまだバスタオルを肩にかけたままテーブルに座した。彩音は黙々と音華と自分の湯呑へもお茶を入れた。そのタイミングで母はせんべいを袋から大皿へと出した。


「まだ食べるの〜?」

「お茶請けは欲しいでしょ?ね、彩音?」

「うん。」

「…じゃ、アタシも。」

「よく食べるな〜。」

「お父さんもね。」


家族そろってお茶をのみ、バリバリと大きな音を立ててせんべいを食べた。こんな穏やかな気持ちになれたのは、彩音にとっては久しぶりのことだったように思われた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ