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そしてクラスの中では

社会の授業どころか、二時間目も三時間目も、彩音がぼんやりしている間に終わってしまった。休憩時間に片岡を見かけることはあっても、それだけで向こうももう話しかけてこなかった。彩音はなにも見なかったと、そう決め込んでいるのだろう。

四時間目の数学の時間、各自で計算をしているとき、右斜め後ろの林がまた一人で喋っていた。


「学校には来ちゃだめだって言ったよね?」


こいつは二年になってからイマジナリーフレンドができたみたいで、小声でよく喋ってる。最近ではクラスの皆が知ってるけど、林自身は誰にも気づかれていないと思っている。あだ名は「イマジン」。メガネかけてて、英語の教科書に小さく載ってるジョン・レノンの写真に似てるからだと自分では思っているらしい。

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