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なんか楽しいんだけど

スーパーに到着すると、あれもこれも手に取って、母が心配していた以上に多くを買い込んでしまった。タクシーで帰ろうとどちらかが言い出したくなり、それを二人とも必死に我慢していた。大きな買い物袋を右手にも左手にもぶら下げた二人の親子は、すれ違う人の目を引くほど滑稽だった。それでも二人は楽しかった。


「帰ったらちゃんとお手伝いしてよ。」

「音華がしてくれるんじゃない?」

「今頃きっとブーたれてるわよ。」

「玄関開けたら開口一番に『遅いー!』って文句言いそう。」

「似てるー!いまの、音華そっくりー!」


他愛もないとはいえ、夕日を背に二人にとっては楽しい会話が続いた。

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