表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
166/177

で、母との会話なんだけどさぁ、

母は彩音と腕を組んだ。いつもならすぐに腕を解いて少し距離を置く彩音だったが、このときはなぜか抵抗する気になれなかった。少し遠くの、少し大きめのフレッシュスーパーまで母と二人でいくのに、こんなに晴れ晴れとした気持ちになったことはいままであっただろうか。そんな風にさえ思っていた。

スーパーに行くまでの間、母は話を絶やさなかった。夕食はコロッケにしようか、ひき肉とツナとどっちがいいか、お父さんや音華はどっちがいいって言うか、付け合せの野菜もちゃんと食べてとか、飲み物はなにが合うか、スーパーではほかになにを買うかとか、買えないけど見たいものはあるかとか、持ちきれないほどたくさん買わないように注意しようとか、そんなたあいのないことばかりだけど、彩音はとても楽しかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ