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社会の授業が始まりはしたんだけれど

片岡は焦って言い訳をしている様子で、周囲の視線まで気にしていた。


「だから、猫を見てただけだってば。」


彩音がそう言ったときには一時間目の授業のチャイムが鳴り、イササカがやって来た。


「早く入れ〜。授業始めるぞ〜。」


片岡はまだなにかを言いたそうだったけれど、自分の教室へ戻って行った。彩音も自分の席に戻り、現代社会の授業が始まった。


まだぼんやりと彩音は考えていた。片岡さんは猫に気づいただろうか?部活やってた人たちは?先生たちは?あんな猫、いままでみたことなかったよね。今朝、誰もなにもアタシに言わないのは、いつもと様子が変わっていないからだろうか?そもそも皆はアタシのことなんか気にしてないか。そんな想いが彩音の頭の中をぐるぐる廻っていた。

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