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振り向くといないってさぁ、
「次を片付けたら帰らせてもらおう」、彩音は心に決めた。そしてやはりこのイビツな形のビーカーはジンくんのすぐそばの戸棚に置かなくちゃいけなかった。ジンくんの向かい側というか、振り向きざまにジンくんが見えたらきっと気持ち悪いなぁと思って彩音はジンくんを視界に入れないように気をつけていた。
振り向くと、そこに片岡の姿がなかった。さっきまで次から次へと、机の上に置かれたダンボールから器具を取り出していたのに。
「次を片付けたら帰らせてもらおう」、彩音は心に決めた。そしてやはりこのイビツな形のビーカーはジンくんのすぐそばの戸棚に置かなくちゃいけなかった。ジンくんの向かい側というか、振り向きざまにジンくんが見えたらきっと気持ち悪いなぁと思って彩音はジンくんを視界に入れないように気をつけていた。
振り向くと、そこに片岡の姿がなかった。さっきまで次から次へと、机の上に置かれたダンボールから器具を取り出していたのに。
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