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猫の目が

「行くなよ。」


キーちゃんは彩音が駆け出しそうな姿勢も見せていないのに、呟いた。

彩音は返事をせず、動かず、ロビンを見ていた。そのネコは偉そうにゆったりと歩いていた。体育館の入口の向こう側からテニスコートの生け垣の方へ向かって。生け垣にたどり着くと、右を見て、左を見て、ネコのくせに首を回すような仕草をしたと思ったらこっちを見た。確かにこっちを見た。ミドリとオレンジの目が一瞬輝いた。


「めんどくさいぞ、カメ。」


キーちゃんがまた呟いた。彩音は走り出したいのをぐっとこらえた。

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