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なんて言えばいいのかな

「座って。」


彩音は言われるがままに、体温計とか絆創膏とか置いてあるワゴンの前に座らされた。


「痛いところない?」

「ありません。」

「最近どう?」

「どう…って言われても。」


ああ、保健の先生のブラックリストに載っているのかと彩音は確信した。


「本、好き?」

「別に。」

「結構図書館に来てるよね。」

「ああ。」

「本好きじゃないのに図書館?」


ここで光の基を探してるなんて言ったらまたなんか怪しまれるんだろうなと彩音は感じた。かといって、いまさら「やっぱり本が好きなんです」と言い直すのも不自然だろうとも思い、どういえばいいのか、保管室から逃げ出す答えを求めていた。


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