それでは面接を始めます。死亡理由は?
ふと思い浮かんだタイトル。
タイトルから内容を作るダメな例。
もし違う人が書いたなら面白い作品になるだろうなっと思いたい。
俺は25歳で死んだ。
普段は工場に勤めていて、休日はゲームやネット小説などを見て過ごしている普通の男だった。
ある時、上司に頼まれて、「倉庫から滅多に使わない部品がいくつかあるから持って来てくれ」と言われ、それを取りに行く途中で後方不注意のフォークリフトに轢かれて死んだ。
俺には両親以外家族も居なかったからまだよかったのかも知れない。
「ほれ、起きろ~。朝だぞーい」
死んだはずの俺に聴こえてきたのは元気そうな爺の声だった。
「あんた、死んじまったのな」
うん、知ってる。というか誰?お前。
「お前って...わからんか?このハゲた頭+長く白い髭+木の杖。そして下は雲。ほれ、アレじゃよ、アレ」
なに言ってんだこのハゲは。あー、死んだ爺ちゃんの友達?
「いや、神様だろ?そこは。わかれよ、ネット小説読み漁ってんだから」
このハゲ爺口悪くね?てか臭くね?
「臭くねーよ、てかお前の口の悪さも大概だけどな」
それで?何の用だよ。早く成仏して天国行きたいんだけど?
「あれ?転生とか望まないタイプ?最近の若者は【異世界チートでハーレムうはは】とか言っておったが」
え?転生できんの?それを早く言えよ口臭爺。
「儂神だよ?神様なんだよ?そんな言葉使いでいいのかなー」
転生できるならはよ
「無視すんなや。まぁ、出来ないことも無いがな」
で、やっぱり、異世界?神様特典とかいうやつはいつもらえんの?
「転生先も職業もランダムじゃよ。儂は最底辺の更に最底辺のランクじゃからの。あ、安心せい、無職にはならないようにはできる」
何にも安心できない。どうすんの?レベル上限が1の魔王に転生とかしちゃったら。また激臭爺の面拝まなきゃならんの?勘弁してよ。せめて綺麗なお姉さんとかにできないの?底辺激臭爺よ。
「あーーー!!もう我慢ならん!お前なんてこうじゃ!」
その瞬間目の前が真っ暗になり、次に眼が覚めたときには、生前使っていた自室だった。