夢喰いの箱(キラード)
『ヒーロー』『画家』『飛行士』『魔法使い』『料理人』その他諸々。
この世界はたくさんの『夢』で賑わっている。
その小さな頃に抱いた『夢』は現実となり紡がれる。
それがこの世界の慣わし。
すべてが共通するのは……
基本的5種類ある属種の中での異能に目覚め皆が皆『夢』を叶えているという事。
それが、ここ王『アーサー』のまとめていた国【べリアノーム】だ
そんな平穏だった国がいま、闇に包まれようとしていた。
『鍵だ……カギが……』
夜明けの朝イチのニュースでそれは速報として流された。
大量殺人罪で死刑宣告され囚われていたはずの囚人が脱獄したたいうおっかないニュース。
囚人の名は【アーサー=ホールド】
この国の反逆者。
そして前のこの国の王だった者。
前王アーサーの夢は『ヒーロー』
そして、それを叶え高き誇りを持つものとして国の王になった。
が……しかし、、
アーサー王が国を治めてからの数年。
彼は歪みはじめ気づけば囚人となっていたというわけであるが。
そしてそのアーサー王と僕は奇跡的に出会ってしまった。
これは偶然か必然か。
だが、僕がやることはひとつとして決まっていた。
『アーサー王。アナタの『夢』貰います』
誰にも感触をしてはいけない。
夢も感情も持ってはいけない。
持つのは何もなく
ただ、他者の負の連鎖を止めるための『夢』を喰らい続ける
それだけを行う。
約束を破ればこの世界は壊れ世界でひとりぼっちとなる。
そう、聞かされていた。
つまらない人生、つまらない夢たち。
僕は何もなく日々、夢を喰らい続ける。
そしてそんな空っぽな僕を彼らはこう呼ぶ『キラード(箱)』




