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自切は最強スキル  作者: つい
13/19

特別試験

「でハクよ、どうやって倒すつもり?」

フッフッフ忘れたかコクよ、私達には有り余るスキルポイントがあるじゃぁねぇかぁー

「その発想はなかった!ハク、お前って奴は天才か!」

というわけで早速気になったスキルとってこうぜ!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ふぅーこんなもんだな

「お、やっと終わった」

コクそんな早く終わったの?

「一分かかってない」

しっかり悩めよ。全く...まあお披露目と行こうか


########################################

レベル1


種族スモールリザード


体力8

魔力量3

攻撃力5

防御力9

魔法抵抗力12

素早さ38


スキル

自切LV10 人化LV10 鑑定LV10 火炎魔法LV1 氷雪魔法LV1 魔力使用量減少LV1

経験値倍加 スキルポイント倍加 成長ポイント倍加


スキルポイント700

########################################


とまぁ魔法使いになる気満々ですぜ

さてコクは...


######################################

レベル1


種族スモールリザード


体力3

魔力量1

攻撃力1

防御力9

魔法抵抗力12

素早さ1


スキル

人化LV10 殺人拳LV1 魔闘法LV1

念話 経験値倍加 スキルポイント倍加 成長ポイント倍加 不死


称号

「祝!おまけ卒業」


スキルポイント0

########################################



いや!まてまてまて!

なんだ不死って!なんだ殺人拳って!魔闘法はなんとなくわかるけども!


「なんか強そうだから取った」

てかコクよ、魔力量足りんの?

「魔闘法があれば魔力使用1で10秒くらいは身体能力上がるから大丈夫」

殺人拳見てみたい

「なんやかんやで興味あるじゃん」



そんなこんなで準備を終えた私達はさっさと眠り、明日に備えることにした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「これより!特別試験を開始する!受験者ハク、コク前へ!」


「おいおい、あんな子供がウィンドウルフと戦うのか?」

「警備の奴らも泣いちゃう前に助けてやれよ!」

「それよりも二人とも可愛いじゃねぇか」


観客席からは昼間から飲んでるおっさん達が自分勝手に喋っている。まさかこんな子供が勝てるなどとは思ってもいないだろう。


私あの後聴力強化と視覚強化取ったから距離あってもそれだけ大声なら聞こえるんだよねぇ

「まあいいじゃん、度肝抜いてやろうぜぇ」


「これより!試験を開始する!」


ガンッ


鉄製の檻が運ばれて地面に置かれる


「準備はいいですか?」


頷く


「試験始め!」


鉄檻の扉が開き、地面を叩く盛大な音と、それなりにいる観客の歓声の中、試合が開始される。


そして、試合は終わった。


闘技場内には体がくの字に折れ曲がり、ピクリともしないウィンドウルフ3体と丸焦げになってるのが2体


観客席が静まり返る。


そりゃ、始まったー!て騒いでたらとっくに終わってたなんてビックリするだろうな


私達はまず試合開始と同時に

コクが魔闘法発動、して3体を殴る。

私は両手からスイカくらいの大きさの火球を射出


コクの魔闘法は10秒しか持たないが身体能力が跳ね上がる。鑑定したら身体能力アップ系魔法の結構上位に位置する魔法だった。


私は初級魔法だが無詠唱で発動できるので威力や速度は初級で出せる最速だ。


魔法は詠唱終了と同時に発射されるが、術者が詠唱している間も魔力はドンドン外に逃げてしまう

その為、詠唱を早くすることが重要なのだがその極限が無詠唱だ。私は転生者だからか簡単に出来る。



「そ、そこまで!」

静まり返る中、試験官がようやく声を出す。


私達は合格となった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

冒険者装備を一式もらい、お金もそこそこもらったからにはいつまでも孤児院にお世話になるわけにはいかない。

「急いで出なくてもいいのに...」

「いえ、これ以上お世話になるわけにはいきません」

「そう...そうだわ!最後にご飯食べていきなさい!」

「え?いやでも...」

「いいから!」


そうして出されたご飯にはなんと肉が出た


「この肉...」

「フフフ、この肉スモールリザードっていう魔物のお肉なの」

「!?」

「!?」

「スモールリーザードっていうのはね、進化すると最終的には龍族になるような危険な奴なんだけど、とってもお肉が美味しいの。でも体が小さくてあまりお肉が取れないから高級食材なのよ」

「ヘェーソウナンデスカ...」


確かに美味いけど...いやこれは不可抗力だ仕方がない。

「仕方ないよねうんきっとそう」


何気に孤児院来てから一番ドキッとしたが最後の食事を終えいよいよ出発する。


「ハクちゃん、コクちゃん、いつでも帰って来ていいからね?」

「はい、今までありがとうございました」

「本当に気をつけて...」

「では、行ってきます」

「ミラ先生、さよなら」



孤児院を離れていく中


「どうかあの子みたいにならないで...」


と呟くミラの声を私は聴力強化によって聞いていた。


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