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仮 ナンバー  作者: 椎名 ちとせ
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私の今の状況

初執筆、初投稿。勢いで載せてしまいました。お手柔らかに、流してお読み下さい。

「おい、F45963番、朝飯の時間だ起きろ。」

落ち着いた張りのある男の声が響く。

(いい声なんだけど、まだ眠い、もう少し眠らせてほしい。)

「いい加減に起きろ、遅れるぞ」

声と同時に毛布をはがれた。「う~ん」と唸り声をあげ、目を擦りに声上がる。いつものヒゲモジャ顔だ。「ほら行くぞ、俺まで飯抜きはたまらない。」と言う彼にうんうん頷き返すと早々に部屋から出て行った。あぁ、M11050番か、いい人だなぁ。彼とはここに来て知り合った。私は、いくつかのクラスを移動させられた後、このエネルギー生産所に来たのが3か月前。就いたばかりの頃は周りは皆他人を気にかけない、心身共に余裕がない殺伐とした雰囲気を感じた。

そんな中、皆を気遣い労りや励ましの声をかける彼を目にした。行き場のない苛立ちとクラスがどんどん下がり自分を卑下していた私だったが彼の暖かい雰囲気に心がなごんだ。、ヒゲモジャの上、髪も天然パーマなのかとにかく毛だらけ。優しい目元だけが見える。密かに熊さんと呼び、癒されていた。幾つ位なのかな?年齢不詳だ。こうして時々、彼のお世話になっている。気にかけてくれる人がいる事はうれしい、別に特別じゃなくても。

時間を確認し慌てた、7時半になる。「待って!!あたしのごはん~。」

急いで身支度し、食堂に駆け込む。なんとか間に合った。朝はやっぱりお味噌汁でしょ。ごはん、味噌汁、漬物におかずが一品。今朝は玉子焼き。私も、仲良くなった仲間の顔を見つけ、ご飯のプレートを持った。

「ヨン、おはよう~。」

「オソヨー、サン。相変わらず、朝ダメだね」彼女は仕事が同じグループのヨン。向かい側の椅子をひき食べはじめる。「もうニイちゃんとゴウは食べ終わったよ。」

ヨンも後はお茶を残すだけ。あわててご飯を口に詰めこむ。お茶を飲みながらヨンが話しかけてきた。「ねえ熊さん、行った?」

「うん、起こしてもらったよ、あの人は優しいね」

「まあ、確かに。いい人だよ。」

「ホント、ホント」

「勘違いしないようにね」

「わかってる。ごちそうさま」

食堂は時間と量の他は自由なので、仲間や気の合う者同士で集まり、銘々食べ始める。その際にちゃっかり女の子のおかわり分を分けてもらう人もいる。まるで寮や合宿所のようだが、望んでここに来たわけではない。

なんでこんな事になってしまったのだろう。

ある時 『この国に改革を!』と他国へ留学していた上位貴族の子息が、取り巻きや、富裕層を言葉巧みに操り一気に改革推し進め、エコロジー、昔に倣え、と自由競争と民主主義から、クラス制度と番号化に転換を図った。

そして現在に至る。大まかにいえば、こんな感じである。

矛盾点や勉強不足の点多々ありますが、打たれ弱く、すぐ凹みますので…ゴニョゴニョ。

なんとか完結まで書き上げたいです。宜しくお願いします。


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